あらかじめ、場所と値段、施設などをいくつか調べておいて、その中から優先順位の高い順に飛び込みで交渉するつもりでしたが、結果的に1軒目で妥協しました。「２泊辺り400HK$」という不可解な料金体系で、雑居ビルの中の2スペース（4階にフロントと客室その1、11階に客室その2）というパズルみたいな部屋割りで、同じフロアの別の部屋には一般の家だったり、貿易会社の看板がかかったりしています。各室にエアコン（無いと、夏は相当きついです）、テレビ（ただし、衛星は映りませんでした）、トイレ・シャワー（なぜか、最初の晩は元スイッチが切ってありました）付きなので、見た目は文句のつけようがありません（ちゃんと、作動するかどうかが問題のようです）。毎晩、別の部屋からの騒音に悩まされ、寝ているときに何か動く物を触ったと思えばゴキブリ小の虫だったり、10ダイヤル分ほどを識別できるオフィス用の電話が始終鳴り響き（1日目にモジュラージャックを外しておきました）環境的にはよろしくないのですが、掃除をしに来てくれないほどセキュリティ的には安全なのでこれで良しとします。長居する人が多いためなのか、洗濯機と乾燥機も備えてあります。ただし、干す場合は廊下から道路に突き出たさおに垂らします。

随分、ボケてしまいましたね		こうしてみると、綺麗に見えるんですけどもね

こうやって、洗濯物は干します

　ぶらりと立ち寄った現地の旅行会社で調達した宿ですが、ここになかったら次に行く予定にしていたので、もしかしたら直接行って交渉していたかもしれません。アジアの安宿の感覚だったので、100A＄で「ちょっと高いかな」と思っていたら、もの凄くデラックスな宿でした。シングルなのにベッドが2つあったりと。フロントのエリアから遠く離れた、本当の「離れ」でしたが、部屋は南向きで、日当たり抜群（あれっ？）、風呂はシャワーと洗面台。テレビもエアコンも標準装備で、クローゼットまでありました。この教訓から少しずつ安い宿を探していくので、その分グレードも落ちていきます。

　街の観光案内所が頼りなかったので、直接行ってフロントで交渉しました。シングルルームが満室ということで105A$でしたが、10A$負けてもらいました。バスタブ、調理台付きなのですが、窓を開けると隣のオフィスビルが手の届くほどの所にあるというのは・・・。元々ツインルームなので、ベッドは２つあります。１ヶ月前にはテニスの全豪オープン、１週間後にはＦ１のオーストラリアグランプリと重なっていたので、その頃ならこんなに楽にホテルは見つからなかったはずです。

　自分で探し回るには、町が大きすぎることと、３泊するため失敗したの時の損害が大きくなるため、観光案内所で紹介してもらいました。「街中・駅に近い・安い」という条件で。おかげでガイドブックには載っていなかった所を教えてもらい、予約まで入れてもらいました。ＧＦがショッピングモールで、周りに高い建物がないため眺めもよく、隣がランドリールームだから朝も晩もうるさいということを除けばいいところでした。朝食まで付いて１泊辺り70A＄で済みました。とりあえず、最初の晩に誤操作で有料チャンネルをつけてしまったのが、チャージされていなかったので、一安心というところしょうか。