シドニーのとある博物館の企画展示室に入ったときに、ふと思った。「もしかして、違うところで同じようなものばかり見ている・・・」。それもそのはず、オーストラリアの大都市で、それなりの博物館に入る。独自の展示物もあるが、たいがい「アボリジニー」の文化、ヨーロッパからの航海、オーストラリア大陸特有の動物。この3点セットである。ただでさえ英語で書いてある説明も理解できないので、いろいろなものが展示してあってもちょっとした違いなどは分からない。だけど、日本の場合で例えてみると「これは縄文式土器で、こっちは弥生式土器で・・・、あっちのは瀬戸物で、古伊万里で・・・」というほどの違いがあるのかもしれないが、さすがにワタシの頭では違いなんか分からなかった。
もしかしてワタシは「博物館マニア」じゃないのか?ということに気が付いたのは、大学の「博物館実習」の講義のときだった。というのは、「外国の博物館に行ったことのある人、手を挙げて下さい」と言われて、「そういえば・・・」というのがいくつかあった。メジャーなところでは、ソウルの「国立中央博物館(景福宮にあった頃)」、シンガポールの「歴史博物館」などなど・・・。だけどワタシなりのいいわけをさせてもらえば、別に何も予定がない日にガイドブックを見ながら「どこへ行こうか」と考えていると、ある程度の出費はあるけれど、ハズレはないか、ということで行ってみる。たいがい滞在するのは大都市なので、それなりの博物館はある。
そして、今回も、わけもなくいろいろなところに行っている。逆に中には、行きたかったけれどダメだった、というところもあった。というのも、「休館日」という制約の前に諦めざるをえなかった。滞在期間が短いと、どうしてもこういう事態はついてまわることになる。香港には実質3日滞在したが、隣接したところを2日に分けて行くのも面倒だ、という理由で「歴史博物館」の隣の「科学館」には行けなかった。マカオではタワーに上がりたかったし、「マカオグランプリ」の博物館にも行ってみたかった。だけど、毎週火曜日の定休日というだけでなく旧正月明けということも重なり、すべて閉館だったので、仕方なく建物の周囲も展望台や砦としての見所であり、昨年唯一訪れた「澳門博物館」に行った。日程に左右された香港だった。
また、いろいろ行ったため、贅沢にも飽きる、ということもあった。オーストラリアでは先に滞在した2都市で、似たような「総合」博物館に、型にはまったように訪れていた。そのため、大都市のシドニーに着いてからは「国立」「州立」級の大きいものがいくつかあったものの、どこにも行こうという気がおこらなかった。香港とは違って、日程に余裕があり過ぎて有名どころから見てまわったために、飽きがきてしまった。
日本にいるときは、わざわざ入場料を払ってまでして、とも思うのだが、海外に出るとそれなりの金を払って博物館に入るのは、ただの買い物が好きではないということ以外に、何か意味があるのでしょうかね。
気が付いたら、1日辺り1ヶ所というハイペースで訪れた博物館を羅列しておきます。
もしかしてワタシは「博物館マニア」じゃないのか?ということに気が付いたのは、大学の「博物館実習」の講義のときだった。というのは、「外国の博物館に行ったことのある人、手を挙げて下さい」と言われて、「そういえば・・・」というのがいくつかあった。メジャーなところでは、ソウルの「国立中央博物館(景福宮にあった頃)」、シンガポールの「歴史博物館」などなど・・・。だけどワタシなりのいいわけをさせてもらえば、別に何も予定がない日にガイドブックを見ながら「どこへ行こうか」と考えていると、ある程度の出費はあるけれど、ハズレはないか、ということで行ってみる。たいがい滞在するのは大都市なので、それなりの博物館はある。
そして、今回も、わけもなくいろいろなところに行っている。逆に中には、行きたかったけれどダメだった、というところもあった。というのも、「休館日」という制約の前に諦めざるをえなかった。滞在期間が短いと、どうしてもこういう事態はついてまわることになる。香港には実質3日滞在したが、隣接したところを2日に分けて行くのも面倒だ、という理由で「歴史博物館」の隣の「科学館」には行けなかった。マカオではタワーに上がりたかったし、「マカオグランプリ」の博物館にも行ってみたかった。だけど、毎週火曜日の定休日というだけでなく旧正月明けということも重なり、すべて閉館だったので、仕方なく建物の周囲も展望台や砦としての見所であり、昨年唯一訪れた「澳門博物館」に行った。日程に左右された香港だった。
また、いろいろ行ったため、贅沢にも飽きる、ということもあった。オーストラリアでは先に滞在した2都市で、似たような「総合」博物館に、型にはまったように訪れていた。そのため、大都市のシドニーに着いてからは「国立」「州立」級の大きいものがいくつかあったものの、どこにも行こうという気がおこらなかった。香港とは違って、日程に余裕があり過ぎて有名どころから見てまわったために、飽きがきてしまった。
日本にいるときは、わざわざ入場料を払ってまでして、とも思うのだが、海外に出るとそれなりの金を払って博物館に入るのは、ただの買い物が好きではないということ以外に、何か意味があるのでしょうかね。
気が付いたら、1日辺り1ヶ所というハイペースで訪れた博物館を羅列しておきます。
- 2月21日(木)
- 南オーストラリア博物館
- アデレード(南オーストラリア州の州都)中心部にある博物館。大きいし、いろいろと充実しているのに、無料でした。
- 移民博物館
- ↑の近所です。何でもかんでもある「↑」よりも、テーマがはっきりしているので、見ていて面白かったです。無料ですが、入口にカンパ用の「空き缶」が置いてあります。
- 2月23日(土)
- リアルトタワー
- メルボルン市内で最大のビルから、起伏の少ないメルボルンの近郊が地平線(?)まで見渡せます。ただ、その割に、近所に同じくらい高いビルが多いので・・・。
- 2月24日(日)
- メルボルン博物館
- 南半球最大、らしいです。いろいろありすぎるので、最後の頃には最初に何を見たのかすら忘れてしまいそうでした。
- 2月25日(月)
- オーストラリア国立海事博物館
- イギリスの植民地時代の航海の様子を展示したものがありますが、どうもメインはダーリングハーバーに浮かんだ(半分沈んだ)潜水艦のようです。ただ、これも見ようとすると、入場料に上乗せされます。
- パワーハウスミュージアム
- ↑の近所で、科学・機械モノに強い博物館です。建物は、以前は発電所として使われていたものを改築したので、少々古いです。
- 2月26日(火)
- 軍事・海事博物館
- ニューキャッスルのノビーズ・ビーチを見下ろすスクラッチリー砦の上にひっそりとあります。無料で、古い建物を流用しているので、「国立海事博物館」とは比べ物になりません。
- 2月27日(水)
- オーシャンワールド・マンリー
- 閉館間際に行ったのが悪かったのか、それともそもそもの立地場所が悪かったのか分かりませんが、人気はまばらで、入場料に見合うだけのアトラクションはありませんでした。ただ、最上階で、オオトカゲを飼育していたことが最大の疑問。
- 2月28日(木)
- パイロンルックアウト・ハーバーブリッジ博物館
- その名のとおり、「ハーバーブリッジ」の「パイロン」に中から上って、頂上から「ルックアウト」できます。雨さえ降っていなければ、もっと長居したかったのですが。