香港から大阪（関西空港）行きの（キャセイパシフィック航空の）飛行機は１日３便あって一見便利そうに見えるのですが、午後便の２本は、新幹線を使ったとしても家までたどり着くことができないので、仕方なくこの時間のものになってしまいました。そのため、７時にはホテルを出なければならず、慌てるようにチェックアウトし、５日前の来たときと逆をたどるように、近くのＭＲＴの駅まで歩いて戻ったのでした。そして、１駅だけ地下鉄に乗り、同じように機場快線（Airport Express）に乗り空港まで行ったわけです。ただ、朝も早かったということで、街中で出歩く人も少なく、来たときより荷物は多くなったものの、困ることなく空港まで行くことができたことは良かったのかもしれません。
　少し時間は早いものの、チェックインを済ませ、そのまま出国手続きも済ませ、２週間、２つの地域にまたがった旅行もいよいよクライマックスへと向かいます・・・。最後の両替をし忘れたまま・・・。

　関空に到着し、入国検査ロビーの手前の検疫事務所で「アフリカおよび、東南アジア方面よりご到着の方は、○△用紙を記入の上、係員に提出して・・・」みたいなことをアナウンスしていた。香港からの到着便のことだから、用紙を書いて、係員のところに行く人は（基本的には）誰もいない。ただ、そのとき、同行者Ｓ氏が、ワタシにこう一言、「そういや、シンガポールって、東南アジアだよね？」。まあ、間違ってはいません。だけど、わざわざ面倒くさいな、と思っていたところ、とどめの一言。「香港に着いた晩に、腹を壊してたよね」。確かに、正論です。
　今後、何かあってはいけないので、とりあえず用紙に記入し、係員の方に念のため「万が一、こういう症状が出たら、病院に行ってください」という由の書いてある紙を頂いて帰りました。
　ＳＡＲＳ騒ぎがあった２年前のハナシです。