3/7 : ⇒関空⇒香港⇒ From JAPAN via KIX, HKG
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 自宅から、新幹線に乗って、一路関空へ。早朝の新幹線に乗ったら間に合うはずのところ・・・。
 ワタシの責任で乗り遅れたのではないということと、航空会社からのご好意により、何とか深夜便でシンガポールまで行くことが出来るようになりました。そのかわり、8時間ほど待機することとなりましたので、いったん大阪の街中まで出てきました。19時に出発し、香港で乗換え。5時間ほど待って、シンガポール行きの飛行機に乗り換えました。

トラブル発生!「新幹線が止まった・・・」

Cathay Pacific Airlines at Kansai Airport  関西圏に住んでいないワタシも、早朝の新幹線に乗れば、関空を10時20分発の飛行機に乗ることができる。この日も、始発から2本目の「ひかり」に乗り、(新)大阪への線路を快調にすっ飛ばしていた。ただし、一駅区間だけ・・・。
 とある駅に停車したところで、5分経っても、10分経っても、発車しなくなった。直後の車内アナウンスで「この先、車両故障のため、運転を見合わせております。復旧のめどは立っておりません」だってさ(実際は、「車両故障」ではなく、架線の断線だったそうです・・・)。ここで電車に乗換えたらとか、タクシーを飛ばしたらとか、考えましたが、ただでさえ2時間前には到着できないのに、速さが半分しか出ない乗り物に乗換えた時点で遅刻は目に見えています。周りの人と話をしているうち、隣りに座っていて大阪の病院へ月一回の検診に行くというおばさんも、その隣りの神戸の会社へ大事な商談に出かけるというおじさんも、ワタシのことを同情してくれました・・・。やはり、一生に一度(?)しかない「卒業旅行」というビッグイベントだからなのでしょうか。
 30分ばかりして、姫路までは何とか運転し、そこから新快速に乗換えて、環状線で天王寺まで出て、かろうじて持っていた特急券がもったいないということで「はるか」に乗り、関空にたどり着いた頃は・・・、すでに離陸した直後でした・・・。
 旅行会社に電話しても「(乗り損ねたのは)お客様の責任ですから・・・」とつれない答え。仕方ないので、直接航空会社のカウンターに行って「かくかくしかじか」と話してみたところ、しばらくパソコンで探しこんだあとで、「5,000円の追加になりますが、今夜の便ならお取りできます」と願ってもない答えが。自腹も覚悟していただけに、「5,000円で済むのなら!」、ということでその場で夜行便を確保したのでありました。これで一気に、この航空会社のファンとなってしまいます。

 とはいえ、このとき、まだ11時過ぎたあたり。関空出発が19時の便なので・・・。

出国前のウデだめし!?

 とりあえず大阪(難波)まで戻って、ちょっと遅い昼食を取る場所を探すべく、南海の駅ビルをぶらぶらしていた。するとサッカーくじの「toto」の第一回の発売期限が今週いっぱいまでという案内を見つけた。いよいよサッカーの始まる季節になったか、ということよりも、何とかすったもんだの末サッカーくじも開始にこぎつけたのかという安心感もあった。もともとギャンブルをしないワタシだが、若い頃に友人らと「トトカルチョ」もどきをしていたような記憶もある。それに、どうせ、この試合日(3/10の土曜日)は日本にいないのだから、リアルタイムで結果を知って、過剰に興奮することもないし・・・。
 ということで、早速食後に先ほどの売店に戻り、会員になってから一口分購入してしまいました。ショッピングセンターのエスカレーター近くの吹き抜けの広場にあるプレイガイドで、若い人はみなチケットを購入しにきた人ばかり。「toto」の列に並ぶのは、ちょっとすれた服を着たオジサンばかり。なんだか、場外馬券場みたいな雰囲気もあり、「toto」の行く先に不安も感じたものでありました。その後、財布の中にチケットを忍ばせて南の国に向かうわけですが、思いのほかサッカーの結果を知ることが難しく、興奮も十分冷めていました。

 《後日談》
 予想結果ですか?もちろん、はずしていました。
 それと、旅行から帰ってくると、4月から入る会社から案内が来ていました。「静岡支店勤務を・・・」
それはそれは、「toto」がさかんな街でありました。結局ここでのめりこんでしまいました。

香港に着いても、まだ花粉症

香港國際機場(Hong Kong International Airport)

 19時過ぎに関西空港を出発した飛行機は、22時の前には香港に到着した。
 ただ、初めて海外で飛行機を「乗り換える」ということをしたので、何だか舞い上がっていた。空港のターミナルビルから一番遠いスポットで飛行機から下ろされ、近くにあったカウンターで乗り換え手続きを取る。ところまでは良かった。ここでエスカレーターに乗って、「到着フロア」から、「出発フロア」へ。当たり前と言っては身も蓋もありませんが、「出発フロア」をメインターミナルに向かって逆走(歩?)するわけで、動く歩道がないんです。あることはあるのですが、逆の流れになり、そもそも使う人が少ないので「動かない歩道」になっていました。そりゃもう、ひたすら歩きました。
 途中で、閉店しかけている本屋に寄ったり、免税品店に入ってみたりしましたが、花粉症で鼻水ズルズル状態からまだ4時間足らずしか経っておらず、まだ頭が痛い状態だったので、搭乗待合室で仮眠を取ることに。ただひとつ気になったことは、他のフロアは3、4階の高さにあるのに、なぜだかここは1階に。しかも、窓ガラスがないので、外の様子も見えない。おまけに、出発時間まで当分あるので、他の客もまばらだし。それはいいとしても、軽く暖房が効いているものの、毛布などを持っていないので、寝たのだか寝てないのだか分からないうちに、搭乗時間に。
 いつの間にか、乗客も集まっていて、とっくに手続きも始まっているようでした。開いたゲートの先には扉があって、その先には飛行機ではなく、バスが待っていました・・・。1階に待合室があった理由が、やっと分かりました。とりあえずは、このバスに乗って、ずーっと遠くの駐機スポットに停まっている飛行機まで、貨物ヤードやケータリングの工場のそばを通過しながら5分ほどかけての移動。
 だけど驚いたのは、そんなことではなく、こっちは長袖を着てても寒いというのに、Tシャツ1枚でも平気な欧米系の恰幅の良い旅行者2人組。一体どこから飛んできたのやら・・・。

 ということで、わずか5時間足らず。香港に「入国」もせずに、次の目的地へと飛び立っていきました。

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翌日(8日)



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最終更新日2005年7月3日