3/10 : シンガポール SINGAPORE
'01新嘉坡&香港旅行記 >  前半:新嘉坡編 >  新嘉坡旅行記:3月10日




 到着後2日間で、いろいろと遠出をしたので、残りの2日でシンガポール内の観光をします。まずは、CBDの観光名所めぐりから。(2年前に来たはずの)アジア文明博物館に(もう1度)行ったり、そのとなりの「郵便切手関係の」博物館に行ったり・・・。

ふたつの博物館

Asian Civilisation Museum / Singapore Philatelic Museum

 地下鉄の交差するラッフルズ・スクエア(Raffles Square)から繁華街のオーチャードロード(Orchard Road)にかけて、いくつかの博物館が密集している。その中の、「シンガポール博物館」には、以前来たことがあるのだが、その南側にある「アジア文明博物館(Asian Civilisation Museum)」にも行っていたような覚えもある。ただ、そのときは大々的に「エジプト展」なるものをしていたために、見ることができないスペースがあったり、ほかの客が多かったためにゆっくり見て回れなかった。しかも、この建物自体、歴史的に意味があるらしいもので、それも気になっていた。なので、もう一度今回も行ってみることにした。
 その次に、そのまた近くの「シンガポール切手博物館(Singapore Philatelic Museum)」に。小さい頃は切手にも興味があったのだが、最近はあまり興味もなく、どちらかというとシンガポールの郵便制度の歴史を知ることのほうが面白かったりして・・・。どちらにしろ、この周辺は図書館や美術館などもある「文教地帯」のような雰囲気で、歩いているだけでも落ち着くような感じがする。ただし、暑くなければ、の場合だが。


「マーライオン」発見!

Raffles Place

Raffles Place (Raffles Landing Site & Asian Civilizations Museum)  シンガポールで有名な観光名所の一つに「マーライオン(Merlion)」がある。ライオン(獅子)と魚のあいのこと言うことらしく、それ以上のことはよく分からない。ただの像なのだが、時間帯によって水を噴出すとかで、観光名所となっている。実はこの「マーライオン」、シンガポール川の河口のRaffles Placeにあるものが本物らしいが、実際ワタシは2年前にSentosa(セントーサ)島で偽者、と言ってしまえば乱暴だが、もう一つのマーライオンに行っている。と言うより、中に入って、エレベーターを使って、「口」のところまで上っている。もちろん後者の方が大きいので、いかにも「行った」という感じになる。
 そもそも、こんな感じで、わざわざ「マーライオンを見に行きたい」と思う要素はなかった。
 Empress Placeや、ラッフルズ卿上陸地を見に行くために、MRTのRaffles Place駅で下車し、シンガポール川の端に差し掛かったとき、川の手前に白い球状のものが木陰から見えた。「何だろう」と思って近付き、正面に回ってはじめて分かった。
「本物のマーライオンって、こんなところにあったんだ・・・」
そして、もう一つ。
「本物のマーライオンって、こんなに小さいんだ・・・」
期待はしていなかっただけに良かったが、小ささにはがっかりした。

大きな地図で見る


ブーンレイ

Boon Lay

 もう一度、MRTに乗って、西の端まで行ってみることに。その2つ手前の「中国庭園(Chinese Garden)」までは来たことがあったのだが、終点の「ブーンレイ(Boon Lay)」まで来たことはなかった。とはいえ、駅が目的ではなく、その先にある科学系の博物館に行ってみたかったのだが、駅からの距離と、閉館時間も気になっていた。 結局、バスに乗り換えていくほどの興味をもてなかったので、駅前にあるショッピングモールをぶらつくだけで引き返すことにした。とはいえ、この路線の東の端にも行ったことがあるが、どうも中心部から離れると無機質な郊外団地が広がるというのはシンガポールの都市開発の特徴なのでしょうか。


ブキット・パンジャン

Bukit Panjang

 ブーンレイからの帰りに、途中の「ジュロン・イースト(Jurong East)」で島を半周する北南線(North South Line)に乗り換えて、途中の「チョア・チュー・カン(Choa CHu Kang)へ。ここには珍しく、MRTが経営するモノレール(LRT)があり、近くの住宅団地まで一周してくる路線がある。郊外を走るMRT自体、モノレールのようなものだが、これはさらに小ぶりにしたような感じで、団地の中を縫うように走っている。そのまま一周して戻ってくることもできるのだが、途中の駅で降りて小さなスーパーでミネラルウォーターを購入。団地の中の小さな公園で腰掛けて水を飲むようすは、とてもパスポートを持った旅行者ではなかった。
 このLRTの路線は、単純にチョア・チュー・カンから住宅団地を一周する「むしめがね」型の路線ではなく、その「柄」の部分から百メートルほどショッピングモールの中に伸びた枝線がある。この建物の脇には、南北に結ぶ道路があり、ジョホールバルから戻ってくるバスが通過し、その停留所があるということを、昨日見た覚えがあった。この駅(テン・マイル・ジャンクション(Ten Mile Junction))に行く電車に乗り、終点で降りるのだが、車両の小ささと建物の中まで入っていくことから、電車に乗っている、というより、遊園地の乗り物に乗っているという雰囲気だった。
 とはいえ、バス停に出てみるものの、しばらくお目当てのバスは来ず。おかしいな・・・、少なくとも15分おきぐらいにバスはあったはずなのにな・・・。結局バスに乗れたのは、待ち始めて30分が経ったときのことでした。

前日へ 翌日へ
前日(9日) 翌日(11日)



地図 行程 シンガポール シンガポール市街
はじめに 3/7 3/8 3/9 3/10 3/11 3/12 香港編 情報源 決算

最終更新日2005年7月3日