2/17 (日) : 香港 to HongKong
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出国準備

関西空港(Kansai International Airport
 ホテルから同じマイクロバスに乗った客は、ワタシともう一人を除いてカップルか家族連れだった。といっても、10人そこそこしかいなかったわけだが。空港まで15分とホテルの方も言ってはおられましたが、実際その半分以上は橋の上なのでやはり宿泊料金からしたら文句の言えない立地だとは思う。ただ、また利用する機会があるかどうかは、関空を使うことや出発が午前中かどうかなどいろいろな要素が複雑に絡んでくるので分からない(というころで、つづく・・・)。
 関西空港から出国するのも3回目というだけあって、航空券に引き換えたり、チェックインをしたり、出国審査を通ったりという作業もかなり慣れてきた。というより、同じ回数使っている地元の空港は規模が小さすぎること(国際線は、1日2、3便程度)もあってか、普段海外で使う大空港とも勝手が違うので、いまだに慣れていない。
 チェックインを済ませてからはやらなくてはならないことが多かった。まず、地下のコンビニ(Lーソン)に行って簡単な朝食を購入し、空いたベンチに座ってガイドブックを見ながら、今日から香港で泊まる宿探し。次に、いくつかの両替所を見て周り、「日本円−香港$」の両替レートのチェック。最後に、クレジットカード会社のサービスカウンターで施設利用料のチケットを購入して、すべて終わり。というのも、自販機の周りには行列が出来ているし、出国間際になって(どうせ、荷物にしかならない)日本円の小銭をいたずらに増やしたくありませんからね。

CX503  10:20(関西)  13:45(香港)

 普通、こうした近距離の路線で、しかも同じ会社が一日2便以上飛ばしているときは、午前便と午後便で料金が(格段に)違っているのだが(注1:▼00年香港旅行の場合)、ワタシの場合は南半球まで通しの切符なので、この午前便を希望すると簡単にチケットが取れました。って、そりゃそうですよね。2泊とか3泊で近くの国に行くのに、現地に昼過ぎに着けるか夕方になってしまうかで、その日の行動範囲も限られてきますからね。特に今回は宿も決めないといけなかったので、これでも「ちょっと遅いかな?」と思ったぐらいでして。だけど、最近のアジアの国では新空港ができては郊外に出て行くという傾向があるので、都心まで時間がかかるようになったのが問題なんです(昔の状況を知らないくせに・・・)。香港の場合は入国手続きも合わせると、都心まで2時間以上は見ておかないといけませんから(ナリタを知らないから言える事ですが)。
 このフライトは、昼食時間がちょうど空の上ということもあって、機内食に期待していました。だから、朝食もコンビニおにぎりで簡単に済ませられたんです。ただ、四国の上空を横切る頃からやたらと揺れが激しくなり、人っ子一人立ち歩いてもいない状態で、頻繁に機長から「揺れてますけど、我慢してくださいねー」という感じの、アナウンスが入っていました。揺れは我慢できるんですけど、空腹がね・・・。もちろんその後、食事にありつけることはできましたが。

香港到着、ホテル探し

 空港では入国審査と税関以外は、荷物のピックアップも両替も用事がないので、そのまま建物の外へ向かった。普通、そのどちらかの用事が入るんですけどもね。あっ、勿論税関申告はしていますよ。前回は地理に不案内ということもあってエアポートエクスプレスとかいうバカ高い電車に同意の上で乗ったのですが、今回は時間的に余裕があるので自分なりに市内へ向かう「黄金ルート」だと思っているコースを試してみようと思っていました。全区間バスでもいいのですが、市内での渋滞などで時間に不正確なことと、降りる場所がわからないということでいまいち試す気にはなりませんでした。最初にバスで空港対岸の「東涌(Tung Chung)」までバスで出る(3.5HK$)。で、ここからはMRTの東涌線に乗れば、線路はすぐにエアポートエクスプレスと合流する。一応、普通のMRT路線だから格安で、しかも同じ線路を走る関係上スピードは変わらない。実際、九龍の旺角まで乗っても17HK$ほどなので、たまにガイドブックやウェブサイト上の旅行記とかでもオススメと書いてあった。
 ただ、実際に乗ろうとすると、空港のバスターミナルから出発するのは市内や新界に行くエアポートバスしか見当たらなかった。この路線は東涌を起点に空港施設を一周するただの「ご近所路線バス」の一部なので、その一角のはずれにバス停はあった。乗ってみると空港ビルの周辺でもこまめに停車していたので、わかっていればもっと便利になるのかもしれない。ただ、その割に、旅行者らしき人は他におらず、空港施設で働いているらしき人ばかりだった。
 東涌線は出発してすぐに空港線と合流する辺りから地上に出て、ランタオ島(大嶼山/Lantau Island・・・どうして島なのに「山」なのか分からない)の北海岸をひたすら走り、2つの吊り橋を渡って九龍の北西側から市内に入る。途中で東涌線だけにある駅(=空港線は通過)で別のMRTに乗換えて旺角(Mong Kok)で降りる。香港島も九龍も街の規模としては変わらないらしく、ガイドブックにも両側に同じくらい安宿やゲストハウスがあるようだが、昨年泊まったホテルが香港島(の市街地の中では西の端のほう)だったので、毎日の行動範囲のことも考えて九龍の宿に泊まろうと思っていた。
 その中でいくつか目星をつけておき、MTRもKCRも駅に近い一つの旅館に行ってみた。交差点の角にある雑居ビルの4階ということだったが、まず建物の入口が分からず、2、3度周りをうろちょろした。GFの内部にエレベータがあることが分かり、店舗の中の細い路地を入っていって、3つあるエレベータの一つに飛び乗ると、4階は通過することがわかった。5階で降りて別のに乗換えるもそれも4階に停まらないのでまたGFまで降りる。こんなことをしながらやっとフロントにたどり着くものの、女将さんが英語が使えず、身振り手ぶりを駆使したりカレンダーをめくったりして、何とか2泊分の話を取り付けたところで2泊分の400HK$を支払って、部屋まで案内してもらった。フロントの奥にも数部屋あったようだが、私の部屋は分室にあたる11階までエレベーターに乗って連れて行かれた。表口のカギを開けて入ると外に面した窓に向かって両側に4部屋ずつある場所の一番奥の部屋に通された。後から考えると、廊下を挟んだ向かいの部屋以外は外に面していないので窓すらないのではなかったのか、と思う。部屋は狭かったが、小奇麗でシャワーとトイレが付いていたし、テレビもエアコンもあったので不満もなく泊まることにした。

雑居ビルの4階に、こんな場所がありますが、
一応ホテルでいえば「フロント」です

3泊して1度もゴミ掃除に来てくれないような、
安全な(?)宿です

「ムジ」はどこだ?

沙田(Shatin
 荷物を降ろし、簡単に着替え、いくつかの地図とガイドブックを持って買い物に出かけることにした。昨年、銅羅湾で「○印良品」の看板を見つけ、そのビルに入っても、6畳分ほどの店舗しかなく肩透かしを食らったことがあったが、今度はあらかじめネットで調べていた新界の沙田にあるもう一つの店に行ってみることにした。
 旅館は、MRTの旺角と太子(Prince Edward)駅のほぼ中間の、大きな交差点の角にあり、ここから東へ同じくらい向かった所にはKCRの旺角駅がある。なので、目的地よって路線や駅を使い分けることが出来るという意味では便利な場所だった。

 KCRの旺角から沙田(Sha Tin)まで、わずか3駅。それでも、途中でトンネルをくぐって、いわゆる「新界(New Territory)」地域に入ると辺りの雰囲気は「郊外の新興住宅地」に変化する。沙田の駅から歩道橋を渡り「新城市広場(New Town Plaza)」というそれっぽい名前のショッピングセンターに入り、どこにあるのか探しまくる。ただ、4、5フロアの中に数十もの大小さまざまな店舗が混在しているのですぐには見つからない。時間も持て余しているので、途中でTワーレコードに寄ったり、特設会場でのパソコン見本市を見たりしたものの、一向に埒があかず、食堂やフードコートらしき物すら見当たらなかったので、明るいうちに次なる目的地「海港城(Harbour Market)」に行くことにした。

海港城

Harbour City
 海港城の中にあるCity Superの中にPage Oneという巨大書店があるという情報を仕入れていた。昨年、香港島・銅羅湾の「時代広場(Times Square)」にあるCity Superに寄ったけど、今回は九龍を生活拠点にしたのでわざわざ出向きたくないので一応早いうちに調べておこうと思っていた。ただ、どうして食料品を扱うスーパーマーケットの奥に書店があるのかという配置がよく分からない。KCRとMTRを乗り継いで、近くの「尖沙咀(Tsim Sha Tsui)」へ。ショッピングモールや3つのホテルなどが入った複合ビルの海港城は、思ったほど客が少なかった。外の商店街などはまっすぐ歩くのも難しいぐらい人でごった返しているのに、まるで空港の免税店ゾーンのようなモールには客よりも店員の方が多いぐらいだった。日曜日の夕方だというのに。PageOneのことも気になったが、先にフードコートを見つけてしまったので夕食を取っておくことにした。ただ、食欲がなく、一番手前にあった韓国料理屋で適当に焼肉どんぶりを注文するも、食べながら「これで50HK$(約1000円)か〜」と溜め息をつきながら、香港の物価も上昇してしまったことを嘆いていた。ただ、1000円もする物を残すことが出来ないという貧乏魂よりも、旅行一日目特有の無食欲が勝ってしまい、結局半分の約500円分の中身を残し席を立った。
 Page Oneは、そりゃまあ素晴らしかった、と書きたいのだが、韓国の超巨大書店をいくつか見てきたワタシとしては、「物足りない」としかいえない。それに、旅行1日目ということや、香港の物価の高さ(というより、このときの日本円が安すぎただけなのですが)を考えて、「何かを買ってやろう」という雰囲気にはとてもなれなかった。
 と、いかにも何も買っていないようですが、テレビのある宿に泊まるときの必需品「テレビガイド」と、ミネラルウォーターはしっかりと宿の近所のコンビニで購入して帰りました。

  海港城(Harbour City) 《E》

注1:01年香港旅行の場合

 このときのワタシのとったルートは、「日本から香港経由でシンガポール往復」というチケットで、追加料金なしで帰途に香港でストップ・オーバー(いわゆる途中下車ですね)できるというものでした。このとき香港で、友人と合流して一緒に旅行しました。この友人は、ただの香港単純往復で、週日だったのですが出国が午前便のため、¥58,000ぐらいかかってしまいました。ちなみにワタシは、週日・週末の区別も、午前便・その他の違いもなく、¥57,000ぐらいだったものが買う直前になって、なぜか¥55,000に値下がりしました。別に、悪いことはしていないんですが、スイマセンでした。この場を借りて、とりあえず、お詫びだけ申し上げておきます。

  新嘉坡&香港 '01旅行記

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ラリア編
2/21〜3/1

版權所有 "taedo", 最終更新日期2008年1月4日