7/10 (水) : 香港 at HongKong
'02香港広東旅行記 >  香港旅行記(7/7〜12) >  旅日記:7月10日




香港中文大學で、またまた迷子に

香港中文大學(Chinese University of HK)
 今日は、もう一つの名門大学「香港中文大學(Chinese University of HK)」に行ってみた。こっちは、郊外にあり、地図で見た限りでは丘の上にそれこそ「広大」なキャンパスが広がっている。少なくとも、昨日のような「立体的迷子」や、高低差に苦しむことはないだろうと思っていた。交通の便も充実、というか分かりやすく、国境まで続くKCRにその名も「大學」という駅がある。この駅で下りて、改札を通った目の前に構内バス乗り場のロータリーがあるという、まさに「大学のための駅」という感じがする。ただ、ワタシの目的地は、正面にある駐車場の先なので、バスのお世話にならず、ただ一人歩いて行く。5分ほど坂を上がったところに、目的の建物を発見するも、人の気配がなく、案内の看板もなく、そのまま侵入してしまおうかとさえ思ったが、果たしてここであっているのかということすら判らないので適当に写真だけ撮っておいて、次の目的地「大學博物館」に向けて歩き出した。
Chinese University of Hong Kong  昨日の香港大學は傾斜地に建っているので、構内の坂がきついということがある程度予測がついていたとはいえ、今日の中文大は「郊外だから、急坂があるような条件の悪いところに建っていることはないだろう」と思っていたのが甘かった。持参した地図を見ながら、博物館などのあるCentralAvenue(中央道)を目指す。と言っても、道は曲がりくねり、坂は急で、ろくな歩道もないのにたまに工事用車両がうなりを上げて横を通過していく。夏休みなのだかどうか分からないが、あちこち(といっても構内ですが)で、工事の槌音が鳴り響いていた。やっとのことで、おそらく一番高いところになる広場まで辿り着き、木陰のベンチで一息ついた後で博物館の建物に行くと、「10時開館」という看板がドアの向こう側に堂々と立っていた。10時まであと30分ばかり・・・。近くに売店や食堂があればどうってことないのだが、さすがに待ちつづけるほど期待しているところじゃなかったので、一瞬にしてあきらめた。帰り道こそ、構内バスを使おうかと思ったが、普通に歩いていても小走りするほどスピードが出てしまう急坂なので、わざわざ金を出してまでしてバスに乗ろうとすら思わなかった。

  The Chinese University of Hong Kong 《E》
  香港中文大學文物館 《繁》

東の郊外リゾート「西貢」

Sai Kung
Saikung, Hong Kong  沙田からのバスは、暫くのあいだ自動車専用道路や、建設中の線路のそばを走っていたが、Ma On Shan(馬鞍山)を過ぎた途端、海沿いのクネクネ道に突入した。それでも、ところどころに整備されたバス停があり、その近くには遊歩道の看板が立っていた。もうちょっと時間があって、体力もあって、相手がいれば、こんなところも歩いてみたいのだが・・・。
 30分以上も山道やきれいな砂浜の広がる狭い湾沿いの道路を走っていると、急に高層マンションの密集するエリアに到着した。もうちょっとひなびた「隠れ家的リゾート」だと思っていたイメージが一瞬にして吹き飛んだ。それでも、バスターミナルがある一体は、海遊び用品を並べた商店が連なり、埠頭のプロムナードには、魚の干物を並べた台がいくつも置いてあった。亜熱帯の灼熱の太陽の下、海岸沿いの道をよたよたとしばらくのあいだ歩いたが、どうにもこうにもいかなくなったので、先に昼食を取ってから散歩のルートを考えることにした。海岸を背にして、100メートルほど、商店街の中にMacDonald'sを発見し、ちょうどレジが空いていたこともあり、吸い込まれるように入っていった。ここまで来てファーストフードを、という感じもするが、元々魚嫌いな上に、「海鮮料理」のレストランばかりしか見当たらないので、ある意味仕方がなかった。とはいえ、なぜか近所の園児達連れのおば様、おじい様方で店内が混みはじめ、ガイドブックを見ながらゆっくりと食事をとるつもりが、相席をするほどの事態になったので追われるように店を出た。その後、地図も見ずにふらふらと昔の街並みが残る地区や、公共市場のそばにいったりしたが、どうも「隠れ家的リゾート地」と言うよりは、周りに高層マンションちらほらあるぐらいなので、生活臭がありすぎて、とても「観光」という気分になれなかった。

ネイザンロードでひまつぶし

彌敦道(Nathan Road)
 西貢からは、科学技術大学付近を通って、MTRの鑽石山(Diamond Hill)に出るバスに乗った。ここまで来るときは、海沿いの道を蛇行しながら来たので、木々の間からちらちらと海が見える景色が良かったが、こちらはこちらで思いっきり峠を越えるルートなので、市街地が見えたときの景色もまた良かった。
 尖沙咀の中旅社に行くには時間が早かったので、2つ手前の「Yau Ma Tei(油麻地)」で下車した。ここから、次の「Jordan(佐敦)」駅までの間のNathan Road(彌敦道)沿いに寄っておきたい店が2つあった。一つ目は、中国系の本も多く扱っているという本屋。ただ、要所に重点を置いているPageOneよりは多いかも知れないが、中国書がメインの商務印書館に比べると随分見劣りがした。掘り出し物もあったが、後で買いに来るかどうか分からなかった。
 もう一つは、Map Publications Centre(地圖[金肖]售處)で、簡単にいえば公に出版されている地図(地形図など大きなもの)を販売している店である。ただ、独立した建物で、半地下にあったので、最初は公衆トイレかと思ってしまった(別に、悪気はありません)。いろんなサイズの地形図や、各種の主題図、一昔前の香港の地図から、現在行われている都市開発の地図。壁や、カウンターや、引き出しに入ったものまで、そこらじゅうに地図があったのだが、いかんせん1枚あたり大きいので持ち歩くことが非常に困難で、しかもちょっと値が張っていた。「まあ、こういう店もあるんだ」ということだけ気に留めておいて、時間があればまた戻ってくることにした。

中国旅行社<3日目>

"China Travel Service H.K." 3rd day
 書くほどの事はないのだが、一応中国VISAを受け取りに行っただけ。前の前の人にトラブルがあって、えらい長いこと並んでいたけど、入国審査に比べればかなり短い方です、ね。これで、3日連続お世話になったこの店との用事もすべて終わり。のはず・・・。最初は日本語で通じるから、と思って来たのに、結局すべて英語だけで済んじゃいました。とはいえ、英語の国に到着してすぐはどうにか頑張って日本語が通じるところを探し回るのですが、さすがに3日目ともなると英語は口に出す方が、あらかじめ頭で考えるよりも早くなってきます。まあ、いろいろお世話になりました。それでは、また来る日まで・・・。
前の「中旅社」 次の「中旅社」

 Central Market(中環街市)のすぐ脇の、Joint Publishing(三聯書店)というそこそこ大きく、出版事業もしている本屋に入った。3階建ての売り場を、くまなく歩き回きながら本を物色していると、3階に上がる階段の踊り場の正面に貼ってあるポスターに目が止まった。「香港発展地図集 300HK$を80HK$に!」。地図と見て注目したが、こんなに安くなるなら、たいしたものでもないかとも思っていた。しかし実物を見てもっと驚いた。B4サイズのハードカバー。普通の写真集でも、100HK$を下らないというのに、香港返還5周年記念ということで、割引をしているとのことだった。ビニールに包まれていたので、中身は分からなかったが、表紙の地図だけ見ても相当のものが入っていると見た。
 ただし、ここで大きな問題があった。持って歩くにはいくらなんでも大きすぎるということだった。中国にこの本だけ抱えて持って歩くのはバカらしい。だからといって、もう一度戻ってくるまでにはセールは終わってしまう(13日までだったような気が・・・)。かって帰ってホテルのフロントに預けておけばいいのか、それとも郵便で送るのがいいのか。すぐに答えが出なかったので、いったん保留にして翌日また来ることにした。

  Joint Publishing(三聯書店) 《繁》
7

7
7

8
7

9
7

10
7

11
7

12
はじめに 広東編
7/13〜18

ASIA城市紀行 >  '02香港広東旅行記 >  香港旅行記(7/7〜12) >  旅日記:7月10日
はじめに 広東旅行記 情報源 決算 ホテルガイド

版權所有 "taedo", 最終更新日期2005年9月3日