7/9 (火) : 香港 at HongKong
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九龍公園で太極拳を

九龍公園(Kowloon Park)
 昨晩購入したパンを持って、途中のコンビニで飲み物を調達して、九龍の摩天楼の中にぽっかりと開けた「九龍公園」の中で朝食をとった。ただの都市公園だと思っていたが、門をくぐるといきなり階段があり、結構起伏の激しい公園だった。9時をまわっているので日は高く、木陰ではあちこちで太極拳をしている人がいた。ただ、個人個人で思い思いのように、別々の動きをしてたっけな。その辺が、いっせいに型にはまった動きをするラジオ体操と違うところかも知れない。スプリンクラーの水しぶきが微妙にかかるベンチでパンを食べていたら、浮浪者ではなさそうな、ただ何もしていそうにないオジサンが話し掛けてきた。(以下、英語で)
「本土からか?」(身なりからして、そう見えるのかな・・・?) 「No!」
「台湾から?」(そうだよな、中国じゃなければ、台湾だよな・・・?) 「No!」
「シンガポールの方だろう?」(そっちに飛んだか・・・) 「No!」
どうも降参したみたいだったので、一言答えておいた。「先月、ワールドカップをやったところ」
その後、ジャッキー・チェンに話題をすり変えたところから、どうもサッカーに興味はないらしい。

中国旅行社<2日目>

"China Travel Service H.K." 2nd day
 昨日もらって帰ったパンフレットを見て検討した結果、やっぱり香港発のバスに乗ることにした。国境を挟んだ隣り街「深セン」からのバスのほうが安いという情報は仕入れていたのだが、いまいちどのくらい安いのかが分からなかったし、どちらにしろ国境までの交通費がかかるので、香港からの直行バスでもいいか、という気になった。
 中国では、香港・「深セン」の辺りから、海岸線沿いに北東に向かって、「汕頭」(広東省)、「アモイ」「泉州」「福州」(いずれも福建省)と大都市が連なり、このうちのいくつかの街に行ってみようと思っていた。その中で、夜行バスを使っても何とか翌日中には到着できそうだったので、一番遠くの福州まで最初に行ってしまうことにした。なので早速この場で、香港からの直通バスと、現地のホテル1泊分の予約を入れた。バスの出発は、この店の近所の中港城(=昨晩の夕食を取った海港城の隣り)で前回マカオ行きの船に乗っているから場所は知っている。到着地からホテルも近いので、特段問題はなかった。はずだった。入り口の所で案内係として立っている(店長みたいな風貌の)オジサンに「また明日も(VISAを受け取りに)来るからね」と言って店を出た。
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参考:広東省の地図

香港大學キャンパスで迷子に

香港大學(The University of HK)
 今回の香港滞在が長い理由は、中国部分の旅の準備とともに、もう一つの大きな理由があった。それは、香港の大学に行ってみること。理由は、今は言えない・・・。
 それはいいとして、最初に選んだのが香港島の西側の「香港大學(The University of HK)」。MTRの終点「上環」よりもさらに西で、トラムを使わないと行けない(バスでも、歩きでもいいんですが)。ただ、この近くのホテルに泊まったことがあったので近所の地理だけは知っていた。トラムを下りて、目印の警察署の角を曲がり、急な山道を登っていく。途中で迷ったり、私有地に入ってしまったりしながら、何とか入場無料の割にもの凄いものが展示してある(らしい)美術博物館の入口に辿り着いた。興味はあったのだが、それよりも先にキャンパス全体を見ておきたかったので、他の学生らしき人の後をついて階段を上っていった。少しすると、いきなりエレベーターホールがあり、皆が皆それに乗っていってしまった。ただ、これがどこに通じているか分からず、通り過ぎて獣道というか、水路脇の狭い道を登っていった。階数にして3階分ほど上り詰めたところで、校舎の裏手の防火器具このようなところに着いた。しかも、建物のドアは鍵がかかっていた。エレベーターホールに戻り、別の階に上がり、渡り廊下を駆使してうろちょろした結果、何とか学生会館に辿り着き、図書館を発見し、その頃には小腹もすいていた(というより、大汗をかいていた)ので、図書館の建物内にある食堂で休憩を取った。
 広大(=こうだい)という表現をカタチにしたようなキャンパスには慣れていたが、この大学の場合、急傾斜地に高層ビルが多く建ち込んでいるので、遠くまで歩いていくということをしなくてもいい代わりに、エレベーターや階段を駆使して高低差を克服しないといけないし、それ以前に何階に出入り口や渡り廊下があるかということも分かっていないといけない。いかにも「香港らしい」大学キャンパスかもしれないが、初めての人には、非常に疲れる。
 それから、テキストや文具を販売している書店などを見た(購入に至らず・・・)後で、ベンチに座って「次にどこに行こうかな」ということを考えていた。博物館に戻ることなど、すっかり忘れて。

  The University of Hong Kong(香港大學) 《E》
  新・好きになっちゃった香港 好きになっちゃったアジア  この本に、博物館のことが載っていたのですが・・・

香港仔と山頂

Aberdeen and Victoria Peak
 香港大学の辺りから、香港島の西側を(住宅団地やショッピングセンターみたいなところを嫌というほど迂回しながら)半周して、Aberdeen(香港仔)というところに到着する。途中で何度も「數碼港(Cyber Port)」行きのバスにすれ違うので名前が非常に気になって地図で確認したら、まさにその近くを通過していた。地図には「Building Site(建築地點)」とあったが、そもそも2年前の地図なので・・・<つづく>

 Aberdeen(香港仔)の街そのものは、地名の英語名と漢字名のギャップとは違い、これといった博物館や公園があるわけでなく、風景が違うというわけでもなく、九龍などと変わらない繁華街があるだけだった。ただ、規模は小さかったが。適当にぶらぶら歩き、コンビニで雑誌を物色するだけで、用事が済んでしまった。というより、ゆっくりとベンチに座って、ぼけー、っとできるような空間がなかった。バス乗り場で、中環行きのバスを見つけるや否や、すぐ飛び乗り、おそらくそこからVistoria Peak(山頂)行きのバスが出発していたな、と考え始めていた。

 これまで2回ほど山頂に上がったことはあったが、バスで上がるのは初めてのことだった。やっぱり、下り道はスピードが出ているので、「あっ」という間に終わるけれど、上り道は何だか時間がたつのが遅いので、何だか得しているような気がする。ただ、到着してみても、いつもと変わらない山頂広場なので、ケーブルカーを使うときには必ず入らないといけないPeak Tower(山頂纜車總站・凌霄閣)の展望台に行ってみる。ただ、ここはあまりにも在り来たり過ぎるので(こちらの写真参照)、いったん建物を出て、先日テレビドラマで展望台のシーンのときにチラッと映って意的になっていた近くの建物「Lions Pavilion(獅子亭)」に行ってみる。そこまでの道では、崖に自分で描いたであろう油絵を並べて売っている人がいたりして、喧騒とは離れた香港という感じがして、雰囲気が良かった。
Lions Pavilion Peak Tower
Lions Pavilion(獅子亭) そこから見た
Peak Tower(山頂纜車總站・凌霄閣)です

オクトパスカードの威力 その2

 ビクトリアピークの展望台で、何か飲もうと思い、自動販売機に近付いた。「Cカ・C−ラ」の赤い自販機の硬貨投入口の左に、これまたオクトパスカードのタッチセンサーが目にとまった。小銭を取り出すのが面倒なので、早速使ってみた。味は・・・、別に変わらなかった。というより、違うほうが怖いんですけど・・・。
 この他にも、地下鉄駅構内のインスタント証明写真や、一部の公衆電話(前々回使った)などでも使えるとかいう事らしいが、ワタシ以外の人が使っているのを一度も見たことがない。

  八達通(Octopus Cards) 《繁》



銅羅湾

Causeway Bay
 バスに乗ってから、Victoria Harbour(維多利亜港)をくぐるトンネルの入口は歩いて行けるほどの距離というほどすぐ近くにあるはずなのに、同じところを何度も何度も周回するように走り、やっとのことでトンネルに突入した。今までは、一番西側の新しいトンネルしか使っていなかったので・・・。

 九龍から新界へ行くには、獅子山(495m)などを含む丘によって分断されている。一応トンネルはあるのだが、そこまでかなりの高さまで上っていかないといけない。3車線ほどある曲がりくねった坂道に差し掛かったところで、ワタシの乗った2階建てバスは急にスピードを落とした。原付にも負けるんじゃないかというほどの鈍足になった。別に渋滞しているわけでもないのに、と思って外を見たら、日本でもめったにお目にかかれないほどの急坂だったので、「重過ぎるから、1速に落としているんだろう」と思った。ただ、その直後、別会社の2階建てバス(客もそこそこ)に、追い抜かれたことが、いまいち理解できない。

沙田と九龍塘のショッピングモール

Sha Tin and Kowloon Tong
 沙田もまた、香港に来るたびにわけもなく行ってしまうところである。KCRの駅前に広がるNew Town Plaza(新城市広場)が、ひまつぶしには便利な店が揃っているのと、駅から一番離れたブロックに「×印良品」を含む日系の店が入っていることが理由だと思う。ただ、この「×印」は日本で販売する商品をそのまま持って行って売っているみたいなので、「日本標準価格+運び賃」のような感じで、少々高い・・・。もちろんこの「×印」が入っているビルを経営するのは、日本で親会社の「○友」でスーパーやフードコートには日本食が多く見ることができる。ここのフードコートで、簡単に夕食を取ろうとするも、親子丼の見た目がいかにも美味しそうだったので胃にもたれることを承知で注文するも、昨晩同様半分食べたところでノックアウトされた。栄養分を補うべく、となりの「×印」でパンや飲み物を調達して帰る。
「写真館:食い物編」

  新城市廣場(New Town Plaza) 《繁》
  新城市廣場 第三期(New Town Plaza Phase3) 《繁》

 沙田からの帰り道(といっても、電車なのだが・・・)、MTRとの乗換駅「九龍塘」で途中下車して、香港城市大學(City University of HK)にも寄ってみようとした。駅構内と大学は、巨大ショッピングセンターの「Festival Walk(又一城)」を挟んでつながっていて、この建物の中を横切るのがどうも近道らしい。そのたまたま入ったのと同じフロアの隅っこにも、本屋があると分かったので先に行ってみると、今まで2ヶ所のCity Superで行ったことのあるものよりも格段に広い、同じ「Page One」の店舗だったので、思わず長居をしてしまった。しかも、城市大學に寄るという最初の目的も忘れ、KCRでホテルに近いHon Hum(紅ハム)まで帰ってしまいました。

  Festival Walk(又一城) 《E》
  又一城(Festival Walk) 《繁》
  香港城市大學(City University of HK) 【繁E】
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版權所有 "taedo", 最終更新日期2005年9月3日