7/8 (月) : 大阪〜香港 From Osaka to HongKong
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これぞ「e−Ticket」!

関西空港(Kansai International Airport)
 前回は8時にホテルを出るバスに乗ったのだが、今回は時間に余裕を持たせるため、30分早い送迎バスを使った。そのためか、チェックインすら始まっていなかった。昨日の試験の問題集を自宅に送り返そうと郵便局に行ったが、ここも8時からの営業だった。仕方なく、3階の飲食店街で朝食を調達し、チェックインカウンターの近くで係員が三々五々と集まってくるのを見ながらサンドイッチを食べていた。
 ところで今回の旅では航空券を持っていない。ネット上で正規割引チケットを購入したら、どうやら「e−Ticket」というものらしく、クレジットカードかマイレージカードを提示すればよいというものだった。なので、案内カウンターで、
「あの〜、チケットも何も持っていないんですけど・・・」
「えっ!」
「何と言うか、その、ネット上で予約が完了したので・・・云々」
というやり取りの末、やっとチェックインカウンターエリアへ入ることができた。このカウンターでも、同様のやり取りをした挙句、航空券(※1)ももらえなかった。帰りのことが心配になったので、一応聞いてみると、「(マイレージ)カードを提示すれば大丈夫です」ということだった。な〜んだ、簡単じゃん。

 次に、施設使用料を払いに、というよりこのチケットを購入に。いつものごとく、クレジットカード会社の窓口に行って、カードで支払う。現金払いだと、せっかく小銭を使い果たしてきたのに、出発直前になってまた小銭が増えるのが面倒なので、こういうときはカードが便利である。ただ、窓口まで行ったところで、ある張り紙を見て「そうだった」と思い出す。
「関空の施設使用料は、航空券の代金に含まれるようになりました」
危うく、二重払いするところだった(そもそも、購入できないけど)。

CX503便のトラウマ

CX503  10:20(関西)  13:45(香港)
Cathay Pacific Airlines at Kansai Airport  この時間の、同じ飛行機に乗るのは、これが今年の冬に続いて2回目。しかも、昨年(2001年)の春にも同じのに乗ろうとして乗り遅れているので、この時間に合わせてこの空港に来たのは3回目ということになる。関空を10時半頃に出て、香港に13時過ぎ(現地時刻)に到着する。そこから真っ直ぐに街中に出れば、半日は活動することができる。同じ航空会社の場合、他にも2,3便あっても、到着が夕方〜夜になるので、あらかじめその晩から泊まる宿を確保しておかないといけない。と、当日から香港気分に浸れるという便利な午前便なのだが、「当日の朝、自宅を出ても間に合わない」という大きなデメリットがある。裏返して言えば、無理してそれを実行したために、昨年(2001年)の春のような悲劇が起こったことがある。その後、2回とも同じ時間の同じ便を利用するたびに、無事2時間も前に関空に到着した時の安堵感は非常に大きし、実際出発(というか、離陸)するまでは、「外国に行くんだ」という心地良い緊張感よりも、「まさか、ここまできて、フライトキャンセルはないよね?」という精神不安定な脂汗の出るような緊張感に包まれる。

陸の「エアバス?」

香港國際機場(HongKong International Airport)
 香港に到着して、初めにやらないといけなかったこと・・・両替
 旅慣れればたいした事はないんだろうが、香港の場合、「両替手数料」と称して、別途取られることや、空港の両替所のレートが極端に悪いといった理由から、これに結構気を使ってしまう。今回は特に、予習をしていなかったので飛行機の中で思いついた「キャッシング」を試してみようと思った。香港には街中にもATMがあふれていて、しかも24時間いつでも使える(らしい)。もちろん空港にもATMがあって、簡単な英語だったのですぐに金をGetすることができました。ついでに、オクトパスカードも増値しておいて、そのまま路線バスで市内を目指しました。ここまで意外と時間がかかるかと思っていたのですが、到着して1時間もかかっていなかったということは、「旅慣れた」証拠なのでしょうか。

 香港に到着して、いつも「それは違うだろ!」と思うもの・・・エアバス
 空港のバスターミナルまで来ると、2階建てバスのオンパレードを見て「いかにも香港にきたな」ということが実感できる。というより、1階建てバスを見つけることすら難しい。空港に乗り入れるバスの中で、外装からして「空港行きバス」と表示しているものがある。
 その名も「AirBus(通天巴士)」
AirPort(空港)に行くBusなので間違ってはないが、どうしても航空機製造「B○○ing(波音)」のライバル社のことだと思ってしまう。だけど、高級車や小型バスじゃないのに、空港行きの「リムジン」バスが横行している日本に比べてもあまり変わらないのかな?前回まで空港から市内へのルートでバスを使うことに抵抗があった。終点が目的地ではないので、どこで下りていいか迷ったり、下りる準備のために眺めのよくない1階に下りておかないといけないからだった。今回も、今まで来たこともない場所で下車する予定だったので、地図と見比べながら、5分ぐらい前から運転席の横に陣取って、押しボタンを押すタイミングを見計らっていた。おかげで、目的の地下鉄駅の300メートルほど手前で下りることができました・・・。

  新巴(New World First Bus) 《繁》 : Air Bus(通天巴士)の会社(のハズ)
  巴士迷世界 《繁》 : どこ会社だか分かりませんが、面白かったので載せておきます

ホテル探し

旺角(Mong Kok)周辺
 香港のホテルはただでさえ高いのに、日本から予約していくとさらに手数料分が高くつく。だからといって、予約制度すらないような雑居ビルの中のゲストハウスだと、前回みたいな失敗もしてしまう。なので今回は、その中間をとって(?)、現地の旅行会社で直接予約を入れた。どちらにしろ、後半の中国旅行用の入国VISAやホテルの手配もしないといけなかったので、都合が悪いわけではなかった。
 多くの旅行代理店が密集するTsim Sha Tsui(尖沙咀)までMRTで。ここで最初に行ったのが、日本に本社のある格安航空券でお馴染みの会社、・・・の香港支店。ホテル部門の事務所の入口の正面に女性が一人座っておられ、簡単なハナシのあとで「ガイドブックに載っていた料金より格段に安い」ことが決め手でここから歩いてすぐのホテル3泊分を即決。事務所の奥では英語や広東語が飛び交う中、この方の日本語は上手で丁寧だった。こっちとしても、下手に知っている英語を使うでもなく、ゆっくりと簡単な表現(=日本語)を選んで話していた。が、最後に領収書のサインを見てびっくりした。日本人の方だった・・・。
 1フロア下のチケットのオフィスで中国へのバスや電車のチケットのことを尋ねると、それなら手数料のかからない「中国旅行社」に行った方がいい、とあからさまに言われた。こっちは日本語でも手配できるということを期待しているのに。ちなみに、中国のVISA(ダブルエントリー=2回分)の発行には2日かかって280HK$とのこと。まあまあ標準だった。

  Windsor Hotel(温莎酒店) 《E》

中国旅行社<1日目>

"China Travel Service H.K." 1st day
 ホテルにチェックインし、荷物を置いて早速行動を開始する。それでもまだ16時過ぎなので、夕食を取るまで一遊びできる。
 香港で中国向けの旅行を扱う中では一番大きな(はずの)会社に、「外国人業務部日韓部」というのがある(らしい。少なくとも○球の歩き方・広州華南版によると)ので、そこを目指した。雑居ビル、よりはちょっとまともなビルの2階(日本風には3階)の事務所には、10ほどのカウンターがあり、いかにも旅行者といった感じの客であふれて、はいなかったけど、そこそこ多かった。ただ、どこをどう見ても(&聞いても)、日本語(あるいは韓国語)の会話もなければ、看板もなかった。たいがい英語で話をしていて、客も欧米系の人も多かった。まずは、300HK$のVISAを申し込んだあとで、入口に立っている係員のオジサンに「日本語ができる店員はどこですか?」と聞いても、「いない」との返事だった。英語が使えない日本人はどこを頼りにすればいいんでしょうか・・・。とりあえず、香港の隣り街「深セン」の国境バスターミナルを出発するバスのチケットは購入できないとのことなので、パンフを大量にもらっていったん戻って考え直すことにした。
 とはいえそのまま帰るのはもったいないので、一つ上の階にも別の旅行社の看板があったので、そこにも寄ってみた。半分くらいの広さながら、職員はみな若かった。というより、若過ぎた。高校生ぐらいなんじゃないか、というほど。深センからのバスのチケットが欲しい、と告げるとカウンターにある電話を掛けて、つながったら受話器をこちらに渡して「それと話せ」みたいなことを言ってくる。香港到着直後で英語の頭に切り替わっていない上に、事情を把握できていないので、「またの機会にしますわ・・・」と言って、店も出た。2階の店に対抗しているのだかわからないが、よくわからない店だった。
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中国の入国VISAのおはなし

 当時、観光で中国に入国するためにはVISAが必要だった。日本でも、都会ではないこトコロに住んでいるワタシにとって、その都度、中国の大使館(あるいは、領事館とか)に行くのは面倒だった。今回は、確かに1回用でいいのだが、ガイドブックに「2回用もある」と見つけたし、そんなに高くなかったので、取得しておいた。
 とはいえ、使用期限が決められているので、使うとしたら10月までにもう一度中国に来る用事を作らなければならなくなった。

つづく(次の中国旅行へ)



超・複合ショッピングモールの「海港城」

海港城(Harbour City)
 旅行会社のビルから出て、尖沙咀の繁華街を気のむくまま歩き回る。日本でもおなじみのCDショップ「H○V」の、香港では最大の店舗があったので、入ってみる。物価の高い香港のためか、音楽CDは日本とあまり変わらない値段だが、CDに映像を納めた「VCD」は、20HK$ぐらいからと、非常にリーズナブルだった。ただ、「Japanese Pop Top 10」の中に、3つも韓国のCDが入っていたのは、どういうことなんでしょうか?もしかして、区別がつかないんでしょうか?まあ、日本人からして見ますと、台湾POPも香港POPも同じようなものでですからね。
 店の前の歩道まで白い湯気を吐き出している食堂の前を顔を覆いながら通過し、両替屋の前で立ち止まってレートを見ながら皮算用してみる。20分ほど歩いたのち、巨大ショッピングモールの海港城(Harbour City)に辿り着いた。どうも、尖沙咀はおろか、九龍周辺で適当なフードコートが見つからず、前回同様ここのフードコートに来てしまう。夕食時間にあたり、少々混雑した店内を歩き回りながら、何を食べようかといろいろな店のショーウィンドウを覗いてまわる。迷った挙句、庶民的中華料理店の、きしめんのような焼きウドンに誘われるまま注文してみるも、出てきたものはサンプルよりも色が”濃く”、味も非常に”濃密”だった。結局、これまた前回同様半分近く残したまま席を譲った。
 旅の一日目は、どうしても、ろくに食事が出来ない。

  Harbour City(海港城) 《E》

オクトパスカードの威力

 前々回の旅で、都市内交通機関のほとんどに通用する非接触式カードの存在を知った。何度でもチャージして使える便利さと、財布からカードを取り出すということすらも省けるという横着を覚えた。
 前回行ったときは、唯一「不便かな」と思っていた香港島を走るトラムでも使えるようになっていて、更に無敵のカードとなっていた。
 そして、今回。ホテルに荷物を降ろして、食料と水の調達にと寄った近所のコンビニ(日本でもお馴染みの「7・11」ですが・・・)のレジで、見覚えのあるカードリーダーを発見する。
「噂には聞いていたが、コンビニ決済にも対応するようになったとは・・・」

つづく

  八達通(Octopus Cards) 《繁》



※1:航空券?

 正式な表現が分からないんですけど、どの会社のも表紙には「Passenger Ticket and Baggage Check」とありますね。アルファベットや記号で行き先やら便名やらが書いてあって、最後に保証のこととかが小さな文字で書いてある下のようなヤツです。

Air Ticket

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版權所有 "taedo", 最終更新日期2005年9月3日