7/15 (月) : 広州 at Guangzhou
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 前回はわずか半日しか滞在できなかった広州に、今回は2泊することで、時間的余裕を確保した。中でも今日は、ホテルに着いてそのままくつろぐだけで終わった昨日や、昼前までに珠海に到着するため朝のうちにバスに乗らないといけない明日と違って、いろんなことができる、はず、の日だった。

市民の憩いの「越秀(有料)公園」

Yuexiu Park / Guangzhou Museum
Guanzhou Museum  広州駅前広場から南東の方向には小高い山を含んだ都市公園「越秀公園」があり、この中に「広州博物館」があるみたいなので、まずはこの公園に入ることを目指した。と、書くと表現はおかしいのだが、広大な公園の割に、出入り口が少なく、最初に公園を発見してから1キロほど南に歩かなければ見つからないというほどだった。しかも、公園自体に入場料が要るらしく、すっとぼけて売店を通り過ぎると係員に両手を広げて静止させられた。<入場料5元>
 うっそうとした森の小道をだらだらと汗をかきながら登った先に、ちょうど博物館があり、早く冷房の効いた所に入りたいという一心でチケットを購入<6元>し建物に駆け込んだ。街の南側が見渡せる丘の上に建っているので、ここ10数年で開発されたという新市街地が見渡せ、そのついでに館内の展示物から広州のだいたいの歴史を学ぶことができた。
Sun Yat Sen Memorial
 それにしても、この公園の中には、散歩や暇つぶしのような感じで、太極拳やダンスをしたり、木陰で寝ていたりしている人がやけに多い。入口の案内所で、一日券だけではなく、1年券という物まであったので、地元の人はそれを利用しているんだろうか。それにしても、町の中心部にある公園に入るために、年間パスを持っていないといけないというのは、どうも日本的発想にはない。博物館に行くためだけに、この公園に入ってくるというのは惜しい気がするほど、他にも多くの施設が揃っている。絵心がないのでそもそも眼中になかった「広州美術館」。北側の丘には「広州テレビ塔」と、南には「孫中山記念碑」。そして、なぜだか立派な観客席をそなえた陸上競技場みたいなものまで。都会にみどりがあるのは嬉しいのだが、どの坂も階段も急で、歩き回るだけで汗を大量にかくので、水辺を囲んだ「流花湖公園」のほうがよかったかな、なんて思っていた。

  廣州博物館 《簡》
  廣州越秀公園 《簡》

Yiexiu Sports Ground 越秀山体育場
越秀公園北側から Yiexiu Park

中国で一番大きいといわれる本屋(広州版:広州購書中心)

Guangzhou Book Center
 最寄の地下鉄駅「体育西」駅で降りて、巨大なJUSCOの裏口あたりをひたすら歩いて、地下歩道を渡った先に、やたらめったら客の出入りの激しいデパートを発見した。これが、お目当ての「大きな本屋」だったが、想像していたものより大きすぎたので、しばらくは呆気に取られていた。内部は中央に吹き抜けがある4階分で、この周りに3ブロックに分かれて売り場がある。この1ヶ所でも日本でいうそこそこの大きさの本屋なので、一通り見てまわるだけでも時間がかかった。さらに、地下には音楽用品と某フライドチキン。5階は個人経営の小規模な店が集まっている。
 やっぱり英語や日本語の学習書の品揃えが多いなとか、中国にはこんなパソコンの試験があるんだとか、たまには背表紙の漢字タイトルに惹かれて「何の本だろう」と思って手にとって見たりしていると、そろそろいいかげんな時間になってしまった。ここからJUSCOまで戻るのは面倒なので地下の(なぜか、大混雑している)KFCで簡単に済ませ、上の階から順番に気になった本を買って周っていると、バッグを片手で持つのも困るほどの重さになっていた。それにしても、売り場の広さ、本の量の多さもさることながら、レジの行列の長さ、一人あたり購入する本の多さ、そして階段でたむろしている人の多さは半端な量ではなかった。さすがにガイドブックに書いてあったとおり、「中国で一番」というのを感じた。
 一通り買物も済んで、もう一回りしてから帰ろうかなと思い時計を見ると、すでに17時半・・・。夕暮れ時も美しい沙面とはいえ真っ暗になった道を一人出歩いて帰るのはさすがに避けたいと思い、仕方なく真っ直ぐホテルに戻ることにした。

世界の書店をたずねて―23カ国115書店紹介レポート

広州の地下鉄

 広州の地下鉄の運賃は実にわかりやすく、初乗りが2元で、3駅分乗れる。その後、3駅ごとに1元ずつ増えていく。今のところ1路線しかないが、当分はこのままなんじゃないのかな、と思う。
 逆にわからない、というか理解に苦しむのが、改札広場にある両替所である。中国では、硬貨があまり普及していなくて、いまだに紙幣が幅を利かせている。お釣として見慣れない、小さいお札をもらったな、と思ったら、1元(約14円)の10分の一の「1角」紙幣だったこともあった。こんな事情なので、紙幣の使える自動販売機すら普及していない。そのため、改札機の前の自動販売機には人がおらず、たいがい2つは窓口のある案内所の方に行列がある。往路は硬貨があったので良かったのだが、復路は硬貨が足りなかったので行列に並んだ。自分の番になって、窓口で3本指を出しながら5元札を出すと、戻ってきたのは1元硬貨5枚だった。
 ただの、両替所、ってだけの仕事しかしてないのね・・・。

  广州地鉄(Guangzhou Metro) 《簡》


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版權所有 "taedo", 最終更新日期2005年9月3日