2/27 (水) : シドニー at Sydney
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オリンピックパーク

Olympic Park
 祝・シドニー市内観光<初日>!
 ということでありまして、見落とすことができない「Olympic Park」に行ってきました。今までオリンピックが開催された都市(Tokyo(一応日本人ですから)、Seoul(何度か)、Melbourne(わずか数日前))にいくつか行ったことはありましたが、ここまですべての施設を1ヶ所にまとめてしまった、というものは見たことがありません。何せ、メインスタジアム、野球場から、体育館、屋内プールまで、あの感動の舞台がオリンピックパークという1ヶ所にまとめられているので、歩いてみて周るには苦労しません。それに、近くの駅から分岐した線路がこの公園の中まで伸びてきているので、ここまで来るのも非常に便利です。ただ問題は、それぞれの施設に入るガイドツアーが高いことでしょうか。例えばメインスタジアムはかなり高くて、20A$ちょっと。4日前のAFLを比較の対象として考えても、いったい何を見せてくれるんでしょうか。ほかにも、プール、体育館とそれぞれ別々に料金を取られるため、とても全部見てまわる気にはなれません。とはいえ、9時に着いたということもあってか、観光客らしき人は誰もおらず、適当に外から施設を眺めるだけで1時間もかからずに駅に戻ってきてしまいました。そもそも暑いということもあったのですが、それ以上に走り回っている工事用車両がうるさかったというのもありました。

Sydney Olympic Park Main Stadium Sydney Olympic Park Super Dome
改修工事中のメイン・スタジアムその隣のスーパードーム
Sydney Olympic Park 地図です
なんだか、はがれかかっています

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クロヌラ・ビーチ

Cronulla Beach
 オリンピック公園が期待はずれに終ったので、今日もまた「海を見に」行くことにします。目的地は、シドニー市街地より南へ15キロほど離れたCronullaのBeachへ。ここに何かがある、というワケではありませんが、デイトリッパーで行くことのできる最南端に近かった、というのが本当の理由でしょうか・・・。
 そのデイトリッパーの威力を発揮するため(!?)、シドニーの市街地を経由せず、いったん南西にあるキャンベラやメルボルンへ向かう線路の途中のGlenfield、Campbelltownまで出て、ここから南回り線に乗ってシドニーの南へ出てCronullaを目指しました。途中で乗換えが1回増えるぐらいなら仕方がないというつもりだったのが、その1回の乗換えで手間取ったので、結局到着したのが12時半頃。考えてみれば、そのあいだの2時間半はいったい何をしていたのでしょうか(『電車に乗る』か、『駅にいた』ことは確かなのですが・・・)。
 時間も時間ということで、到着次第ファーストフードの店に入るつもりが、スーパーすらも見当たらない、というド田舎だったので、駅前正面にある雑貨屋みたいなところに入りました。日本にもあるような雑貨屋そっくりで、ガラスケースを挟んで客が注文して、店員がその中に手を突っ込んで取り出す。飲み物は、客が冷蔵庫から取って差し出す。店頭にないものは、奥にある倉庫から持ってくる。そんな感じです。ただ、オーストラリアらしく、メニューは「ハンバーガー」がメイン。いろいろトッピングはありましたが、サイズが大き過ぎて、かじれないことは予想がついたのでおまけも2つぐらいで簡単に注文。のはずが、他の客もいないのになかなか出てこない。カウンター越しに覗いたら、壁際の鉄板上で挟むものだけでなく、バンズまで焼いていました。結局5分ぐらい待って、そのあいだにケチャップの種類はどうするんだ、とか聞かれたりしてやっと出来上がりました。ファーストフードではないわけだし、日本でも田舎のこうした店でも、聞いてから作り出すところもあるので、別に変わらないかな、とも思ったんですが。
 駅から出て正面(北)に300メートルも歩かないところにはビーチが広がり、駅前からの1本道から海が見えるほどの近さでした。そこまで歩いていき、木陰で先ほどのバーガーを、と言えば格好がいいのですが、5日までのアデレードとはうって変わって「暑い!」の一言で、とても日のあたる場所にいると、ハンバーガーを食べ終わるまで我慢できない状態でした。泳いでいる人を見るわけでもなく、沖を行く船を眺めるわけでもなく、空港から飛び立つ飛行機を見上げるわけでもなく、ただただ暑さと熱さに耐えながら、「早く食べ終わって、冷房の効いた電車に戻りたい」と思い始めていました。ただ、海に入れるのならハナシは別ですけど。


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マンリー

Manly
 せっかく「Day Tripper」を持っていることだし、シドニー湾内を行き来する船にも乗ってみたいと思っていた。そのため、市街地では最大の埠頭「Circular Quay」に戻るべく、来たときと同じ電車に乗っていた。直接南半球の真夏の太陽が当たるので非常に暑く、それ以上に車内は冷房が効いているので、途中で、気持ちが良くなり、今日もまた眠りに落ちていた。
 気がついたら、乗り換えるべき駅を通り過ぎていたので、そのまま2,3個先の終点「Bondi Junction」まで行ってみた。が、「Bondi Beach」まで歩いていくには遠く、やっぱり引き返すことになった。

 サーキュラーキーの船着場から出る船のうち、「マンリー(Manly)」行きだけはシドニー湾内の両岸の船着場をうろちょろするものと違って、湾口の岬までまっすぐに向かう長距離路線だった。そのためフェリーで30分かかるが、15分で行ける高速艇もある。ただし、後者のには「デイトリッパー」では乗ることができない。とはいっても、フェリーも「帆船」ではないからスピードは出ているし、30分おきに出ているから高速艇よりは乗るチャンスが多い。船着場とはいうもの、乗り場は6つもあり、そのうちの一つがManly行き専用となっていた。ちょうど船が到着したところで、下船する人と入れ替わりにすぐ乗ることができた。ただ、300人ぐらいは乗れるかというほどの2階建ての船で、しかも香港のスターフェリーと違って新しくきれいだったので、Day Tripperのような一日券で乗ってしまってもいいのかというほど遠慮があった。
 Manlyに来る前にCronullaなんかに寄っていなかったら、もっと落ち着いて散歩とかをしていたのだろうが、こっちの方がCentralから近いこともあってか、人が多かった。なので、同じようにビーチがあったり、公園があったりしても雑然として、ゆっくりと座れるような場所もなかった。なので、すぐ近くにある水族館まで砂浜を半ば横切って行ってみた。ただ、その途中の木陰で、スーツケースを横に置いてだるそうに話し込んでいたアジア系の二人組は、どこから(まあ、空港からでしょうが)来て、ここで何をやっているのかが不思議だった。しかも夕方が近いというのに。
 水族館も、シドニーで一番大きい、とかいう触れ込みもないし、世界的に有名な○○がいる、とかいうわけでもないのであまり面白くなかった。ただ15.9A$支払って、それと交換に入場した証として腕にサメのスタンプを押された。

 オーシャンワールド・マンリー
Ticket of Ocean World Manly これがそのチケットがわり、です

消えない限り、何度でも出入りできるんでしょうか?


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砂浜ほぼ中央の白い建物が、マンリーの港
海岸左端の丸い建物が、水族館です
シドニー・オペラハウス(Sydney Opera House) サーキュラーキー駅(Circular Quay Station)
オペラハウス サーキュラーキー駅

 シドニー・オペラハウス(Sydney Opera House)

今日も、マーケットシティ

Market City
 最後の夕食ということもあり、豪華に「中華料理!」といきたい気分だった。なので、一昨日の「マーケットシティ」のフードコートに行ってみる。Circular Quayの駅から電車に乗り、一つ手前のTown Hall駅で降りる。一つの街で長い間滞在していると、いろんな乗り物を駆使してわが街のように歩けるようになったときに限って、そこを離れる日が近付いている。
 2日目に来たものの、やはりもう一度全部の店のメニューを見てまわる。ただ、正確的にバカなのか、成長がないのか分からないが、結局また同じ店で焼き飯(もどき)を食べた。だけど、今度こそ「中国の」料理だった。似たような物は同じ店で作っているらしい。そういえば隣の焼肉は、韓国風のカルビとモンゴリアンBBQを兼ねていたのはそう意味なのだっけ。
 一昨日ここから帰るときは、一日券を持っていることもあってここの目の前の「ヘイマーケット」からホテル近くの「ガーデンプラザ」までモノレールで帰った。まっすぐ歩いてもたいした事はないのだが、今日は「シティレイル」のデイトリッパーがあるので、セントラル駅まで歩きミュージアム駅まで一駅だけ乗って帰ろうと思った。市内の環状線でいうとミュージアム駅は反時計回りでいくと最初の駅であり、とはいえ時計回りの路線はよく見かけるものの、その逆は思い当たるものがなかった。とりあえず駅構内の案内板を便りにプラットホームに上がり、到着している電車に飛び乗り、動き出した途端思わず「まずいっ!」と声に出してしまった。どうも、郊外行きのに乗ってしまったみたいだった。空港線だったということもあり、明日の下見のつもりで暫く乗っていたが、結局地下を走ったままで何も分からず、他の路線と交差するところで市内行きに乗り換えても環状線を時計回りするものだったので、3回も乗換ながらミュージアム駅にたどり着きホテルに戻った頃には「シンプソンズ」もとっくの昔に終わっていた。

地図 : オーストラリア南東部 シドニー(日本語) シドニー(中国語) シドニー市街
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