わずか4日間でしたが、多くのバスターミナルを利用する機会がありました。写真つきで紹介します。
ソウル（高速、西部）
Seoul Express Bus Terminal, West Bus Terminal
ソウルは、韓国の首都であり、中心地というだけあって、韓国全土（ただし、済州島とかは除く・・・）へ向かうバスの始発となっています。そのうえ、ソウルの市街地自体広いので、方面別に市内各所にバスターミナルが分散しています。その中で一番大きいのが、江南にある「ソウル高速バスターミナル」です。元々はひとつの建物だったのですが、建増しをした結果、地下鉄の駅（を含む商店街）をはさんで背中合わせに隣接するカタチで並び立つようになりました。以前の建物が左上の写真の「京釜線ターミナル」で大邱・釜山など南東方向への路線のバスが出ています。「京釜高速道路」というのがありますので、日本で言うところの、「東海道・東名ターミナル」といったところでしょうか？
一方、新しい建物に移った（らしい）のが、右の写真の「湖南線ターミナル」です。光州、木浦など南西方面への路線のバスが出ています。まだ、ワタシはこちらの乗り場を使ったことがありませんが、新世界などのデパートを併設しているため、このショッピングモールの中の本屋などによく出かけていますし、明るくてメニューなども分かりやすいので食堂とかも頻繁に使っています。
前述の「京釜線ターミナル」ですが、古いターミナルに増設を重ねているらしく、それぞれの乗り場ごとに、切符売り場は3ヵ所に別れています。それらの売り場の場所を表している案内板が左の写真です。ここに表示されているものでも全体の一部だけですから、その規模の大きさが想像がつく、・・・と思います。
ソウルから、北西部へと向かうバスターミナルである「ソウル西部バスターミナル」は、思っていたほどこじんまりとしていました。それはそのはずで、ソウル市の「北西」といってもすぐに国境や海があるわけで、西にあたる江華島行きなどは別の「新村（シンチョン）バスターミナル」というのが存在しているため、ここを始発とする場合の目的地は限られています。実際に、ワタシが乗ろうとしていたバスも、上記の高速ターミナルの近くの「南部ターミナル」を始発としているらしかったため、本来の停留所の位置が分からず、バスに乗ること自体諦めたほどでした。旅日記：7月31日 ： 旅日記：8月1日
水原
Suwon Express Bus Terminal
ソウルの南郊であり、京畿道の庁舎が置かれていて、そこそこの人口規模を擁する水原ですが、ソウルに「近すぎる」ことがある意味でネックとなっています。そのため、ここを始発とする高速バスはあまりないようです。そのかわり、京畿道の各地へ向かう市外バスが多く、それなりの賑わいを見せています。
また、最近完成した建物らしく、映画館を含むデパートの1階の一部がバスターミナルとなっていました。だけど、鉄道の駅から遠い（歩けば、何とかなりそうですが・・・）ことが旅行者にとっては面倒なところですかね。旅日記：7月31日
天安
Cheonan Bus Terminal
ソウルから、韓国の大動脈である「京釜高速道路」を南下して、約1時間。ちょうど、京畿道から忠清北道に入ったところにある天安ですが、ソウルから近いこともあり、ソウルや、同じぐらいの距離南へ行った大田への高速バスが頻繁に出ています。その、高速バスターミナルに隣接する百貨店ビルの1階には、市外バスターミナルがあり、京畿道南部の中小都市や、近隣の空港行きのバスが出発しています。この「近隣の空港」に、金浦空港や仁川国際空港がちゃっかりと入っていたりするのですが・・・。
今回は、単純に天安の街（というより、このターミナル周辺だけ）を単純往復しただけでしたが、昨年近くにある独立記念館に行ったときは、そこまでバスの出発地となっていたため、意外と利便性の良い場所であるかもしれません。旅日記：7月31日
大邱
Daegu Express Busterminal
今まで利用したことのある韓国のバスターミナルの中で、唯一バス会社ごとに建物が分かれているのは、ここ大邱の高速バスターミナルぐらいか、と思います。ふつうの街なら、「高速」と「市外」バスターミナルがそれぞれ違う場所か、あるいは隣同士に建っていますし、ソウルのような大きいところになっても、少なからず行き先ごとにしか分かれていません。とはいえ、ここでは行き先が決まっていてもどこの乗り場から出発するかは左のような看板で確認しないといけませんし、だからといって同じ行き先に複数のターミナルから便がある可能性もあるので、どちらが先に出発するかも分かりませんし・・・。
急いで、となりの敷地にある市外バスターミナルへ移動し、釜山行きのチケットを購入したのが、11時半前。先に昼食をとろうかとも考えたが、まともな食堂が見つからなかったし、最後の食事ぐらいファストフードで済ませたくなかったので、そのまま釜山行きのバスに飛び乗ってしまいました。結局、蔚山でやったことといえば、バスを降りて、トイレに行って、信号を渡って、チケットを買って、写真を撮った、ということだけでしょうか・・・。旅日記：8月2日
蔚山
Ulsan Intercity, Express Bus Terminal
釜山（高速）
Busan Express Bus Terminal
釜山のバスターミナルは、以前は市街中心部から少し北に行った温泉街の中にありました。というか、その時代をかろうじて知りません。数年前に、他の街からバスで到着した際に、見知らぬところで落とされて、そこではじめて「こんなところに、移転したんだ・・・」ということを知りました。これが、市内を南北に貫く地下鉄1号線の北の終点と隣接した、この高速ターミナルでした。何せ、市街中心部からは、30分以上もかかります。それでも、ワタシがここを使う機会が多いのは、ナゼなのでしょうか・・・？ちなみに、釜山から西の方面に対しては、「西部市外バスターミナル」というのが、もっと街中に近い地下鉄2号線の駅に隣接してあります。
旅日記：8月2日
