7/30 : ⇒釜山⇒ソウル all the way to Seoul
'05韓国旅行記 >  旅日記:7月30日



 前日の夜は、21時過ぎまで残業をしていました。それもこれも、夜行バスの出発時間が遅いのがまずいのです。とはいえ、その約12時間後には、国際航路の船に乗り、その3時間後には、韓国入国です。さらにそこから半日かけてソウルに到着。陸路でも、となりの国ならば、意外と近いものです。


充電完了!

Prepare is over about electronic instruments
Hakata Station  博多駅前の交通センターには、7時前に到着しました。その前に、おそらく6時前だったと思うのですが、まだ夜明け前にトイレ休憩(顔洗い休憩?)があったのですが、その後寝てしまったので、飛び起きたような感じでした。
 韓国に着いたら、ミニパソコンもカメラ付き携帯電話も充電ができなくなる可能性がありましたので、「パソコンの使える(=充電のできる)」ファーストフード店を探します。サンドウィッチ専門店、ホットドック専門店など、3件ほど聞いて回ったのですが、どこも「コンセントはつかえません」という話でしたので、結局バスが到着した下の階(2F)のマクドナルドになってしまいました。ここで、Windows CE機の充電をしておきます。とはいえ、それで十分です、充電さえできれば。ただ、あまりのんびりするわけにも行かず、乗船手続きの45分間には到着しておかなければならないらしいので、充電もそこそこに、バス乗り場を探しに1階に降ります。
博多駅前 >>>  博多港国際ターミナル : \220
 市内バスの乗り場となっている交通センターの1階から港に向かう路線はなく、博多駅前から通りをはさんだ向かい側の、ふつうのバス乗り場から乗り込みます。国際線のターミナルへ向かうバスにしては、普通のものとの違いはなく、案内表示やアナウンスに韓国や中国の言葉がちょっと多いかな?と思う程度です。それもそのはずで、港の手前のバス停でほとんどの人が降りてしまいました。それでも、4、5人ほど、終点まで乗っていたということは、それなりの需要はあるということなのでしょうか。とはいえ、港まで行くのに、タクシーなどに乗らなくても良いだけ、便利かもしれません。

出国準備

Departure Formalities
Kobee  船会社のサイトからオンラインで購入していたのですが、その場で引き落としもされませんでしたし、確認のメールも来ていませんでしたので、実際に窓口に来るまでは「ホントに(チケットを)買えているのかな?」と心配でしたが、取り越し苦労に終わりました。あっさりと往復分のチケットを購入し、その場で搭乗手続きも済ませます。
 15分前に、もうひとつの会社(=日系の鉄道会社の・・・)の釜山行きが出発するため、1階のロビーは混雑していました。2階の出国ロビーに上がると少しは空いていたのですが、まだ先発便の手続きが終了していないので、しばらくのあいだ観光案内所や売店をぶらぶらしながら時間をつぶすわけですが、やはり「充電」できるスペースは見当たりません。

博多港 Port of HAKATA  《日・英》

博多(9:00) >>>  釜山(11:55) : \12,000(往復割引)
 土曜の午前中なのに・・・、と、乗客の私が心配する必要はないのですが、おそらく座席の半分は埋まっていませんでした。これからわずか3時間足らず(新幹線に乗ると、名古屋の手前あたり)で、となりの国までいけるわけですが、周りの客が日本人だらけだったということと、その人らがしばらくのあいだ携帯で通話を続けるものですから、異国に向かうというイメージすらわいてきません。

 《給水口に・・・》
 福岡近海の島影が消えて、玄界灘に差し掛かったかな?と思い始めた頃、快調にとばしていたはずの船が急にスピードを落とした。身近なブイなどを見ても、明らかに「進んで」いないようす。韓国語に続き、英語(そのあとで、日本語のもありましたが)のアナウンスによると、「給水口に異物が混入したため、停船しております。」だそうです・・・。さて、どうやって、その異物を取り除くのだろうか?と思ってました。まさか、係員が船の下に潜って、手作業で取り除く?とバカなことも考えたのですが、すぐにそのナゾが解けました。どうも、バックしているようでした・・・。その後、再び快調にとばしはじめたのはいうまでもありません。というより、その程度でいいのか?
つづく・・・

韓国の新幹線は・・・

About Korean Version Shinkansen
Busan Railway Station  前回来た直後に、韓国版新幹線のKTX(注1.KTXとは)が開業していました。これに乗ることが今回の旅の目的ではないとはいえ、ソウルまでの移動時間すらもったいないので、早速ソウルまで乗車することにします。
 出発15分前に検札が始まるとはいえ、この時間帯は15〜20分おきに出発しているため、KTX専用の改札口の前は、これから乗ろうとしている人たちでごった返しています。列ができているのかと思いきや、新聞紙を敷いて子供に弁当を食わせているところを見れば、まだまだアジア的な雰囲気が残っています。とはいえ、となりのムグンファ号の改札口の前に並んでいる人たちと比べると、幾分高級感が漂っている感じでしょうか。
 先に出発する便が少々遅れていたため、あわただしく乗り込みます。車両は、フランスの技術協力を受けているため、「TGVそっくり」ということらしいのですが、本家を見たことがないので・・・。いや、待てよ、(3年前に乗った)ユーロスターと一緒か?

釜山駅 Busan Station  《韓》

 釜山の駅を出ても、大邱までは従来の線路を走りますから、全然スピードが上がりません。それどころか、小さな駅にも停まったりします。だけど、新型の高速車両が、専用の線路ではないローカル線のようなところをちまちまと走っていること自体、贅沢なのでしょうか。
 東大邱からは、大量に客が乗ってきて、ほとんどの座席が埋まりました。それどころか、前の席の人がカーテンを閉めたため、外の景色もわかりません。そのまま眠りについてしまい、気が付いた頃には、ソウルの漢江を渡っていました。おかげで、専用線区間を疾走していた記憶がありません。
釜山(13:20) >>>  ソウル(16:09) : 44,800W
 はじめて乗るKTX。だけど、在来線区間の東大邱までは、110kmを1時間。その後のソウルまでは、専用線を約300km走って、2時間弱。なにか、間違っていませんか?

セントラルシティへ買い物に

Shopping at Central City
 予定通りとはいえ、16時過ぎにはソウルに着いてしまいました。本日の宿までは、地下鉄でわずか2駅。荷物を置きに行ってもいいのですが、荷物といってもバッグ一つなので、そのまま逆方向の地下鉄へ乗って、江南(Guangnam)のセントラルシティへ向かいます。地下鉄に乗る際に、釜山の交通カードと混乱しないように入れ替えたはずなのですが、ソウルのものも自動改札機に反応しません。長蛇の列だった窓口で問い合わせてチャージするも、無反応・・・。もう一度聞きに行って、何か操作してもらうことで、やっと改札に入ることができました。もしかして、1年以上も使っていなかったので、カードにエラーが?
 自分でも、買物と食事をするだけなのに、なぜソウル市中心部から江南まで来てしまうのかわかりませんが、ここの本屋が気に入っていることだけがその理由かもしれません。地下鉄の駅から直結しているし、売り場が広いわりに、客が多くないのでゆっくりと本を探すことができること、そして近くに食堂がある(といっても、バスセンター内のものですが)ということもメリットかもしれません。ということで、いきなりではありますが、雑誌や本を買い込んでしまいました。もちろんそのまま、食堂に直行です。

セントラルシティ Central City  《韓》

Kerimjan Motel  最近は、市庁舎の近くの旅館ばかりに泊まっていたのですが、今回はあらかじめ出国前に宿を確保しておきたかったということ、その旅館が日本からのネット予約に対応していなかったことなどから、それ以前に一度泊まったことのある宿をとることにした。ソウル市街地の地下鉄の駅に近く、3年前に来たこともある場所だったので、すんなりと見つけることができましたし、宿のご主人もフレンドリーでしたし。
 ただ、前回泊まったときから気になっていたことなのですが、建物が少々古いんですよね・・・。

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旅館周辺・・・

※1.「KTX」とは
 2004年4月に開業した、韓国版の新幹線です。ソウルから大田経由の釜山と、同大田経由の光州・木浦までの2路線で営業しています。とはいえ、全通しているわけではなく、ソウルから大邱までは専用線を走りますが、そこから釜山までは従来の線路を走るため時間がかかります。全通は当分先のハナシです。

KTX (Korea Train eXpress)  《日・英・韓》
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最終更新日2005年9月10日