有給休暇を消化するようにと、職場側から迫られていた（・・・と書くと、他人行儀ですが）。せっかく休みが取れるのなら、平日に1日だけ休むより、週末に休みをつなげて連休にすれば「遠くまで行けるかな？」、なんて思っていた。仕事を終えて、九州方面の夜行バスに乗り、また夜行バスに乗って帰ってそのまま出社すれば、十分時間が取れるはずだし。・・・と、方向性（？）決まったものの、わが街から九州に行くバスは、博多（一応、小倉にも停まりますが）行きしかなかった。となると、長崎や、鹿児島、宮崎まで行こうとしたら、九州内の移動だけで時間がかかってしまう。ならば、博多から船か？すると、壱岐、それとも対馬？いや、せっかくなら、釜山まで行ってしまえ！
　ということで、急転直下、海外旅行となってしまいました・・・。出発のわずか1週間前の週末のことでした。

　現地での宿は何とかなりそうですが、往復の夜行バスや高速船の席が空いているかどうかだけは確認しておかないと、ルートや日程の大幅な変更が迫られます。とはいえ、往復あわせて全4便、あっさりと希望の時間の便が確保できたので、手元に届くまでに時間がかかる旅行保険だけを取っておいて、そのほかの準備は全てあと回しになってしまいます。なにせ、仕事が忙しかったもので。
　ただ、出発間際になって、そろそろ宿でも取っておこうかな？と思っていたときに、あることに気が付きます。火曜の朝に帰ってくると思って1日しか休みを取っていなかったはずが、帰りの便が水曜の朝に到着するものでした。もちろん、帰国する船も火曜の最終便（半ば、故意のような気もしますが）。韓国滞在が1日伸びましたし、有給も2日まとめて消化できることになりました。それで良かったのだか、悪かったのだか・・・。

　行程図は右のとおりです。オレンジの矢印がバスでの移動、緑が汽車となっています。汽車といっても、30日の釜山からソウルと、2日のソウルから大邱は韓国版新幹線のＫＴＸです。