8/2 : ソウル⇒大邱⇒蔚山⇒釜山⇒ From Seoul to Busan via Daegu & Ulsan
'05韓国旅行記 >  旅日記:8月2日



 3日前とは逆方向の移動をするわけですが、スタート(=行動を開始する)時間が決まっていた前回と違い、今日はゴールの時間が決まっています。それにあわせて早めに起きたわけですが・・・。

 適当に目覚まし時計をセットしたつもりが、6時には目が覚めてしまいます。おそらく、暑いせいもありますが。昨晩のうちに荷物もまとめていたので、顔を洗って、残りの荷物をかばんに詰めて、チェックアウトします。だけど、この時間には、宿のオヤジさんは玄関前で体操を。シンガポールの常宿とはワケが違います。

カードがあるので・・・

ソウル駅(Seoul Station)  ソウル駅には、6時半過ぎには着いてしまった。なので、まずは、釜山(方面)への切符を取っておく。前回同じような行動をしたときは、所持金が少なかったために、所要時間が短い特急「セマウル」号に乗ることができなかったが、今回はなぜか(クレジット)カードが使えるようになっていたために、新幹線のKTXだろうが何だろうが十分に乗ることができる(ということは、3日前から分かっていた)。
釜山港でのチェックイン開始時間は、前回と1時間程度しか変わらないのに、KTXという移動手段ができたため、そこまで急いでソウルを発つ必要がなくなっていた。なにせ、7時の電車に乗れば、10時前には釜山駅に着いてしまう。それから、繁華街の西面(Seomyeon)に出かけても4時間は十分に遊べる・・・、いや、最後の買物ができる。とりあえず、Lotteriaで朝食をとる時間を考えて、7時15分発の東大邱行きのチケットを購入した。釜山まで直通しても良かったのだが、どうせ大邱から先はKTXの線路を走るわけではないのでスピードが稼げるわけではないし、もし時間があれば、高速バスに乗ることも考えていた。

ソウル(7:15) >>>  東大邱(9:02) : 34,900W
 ソウル出発が中途半端な時間でしたし、東大邱止まりなので、他の客は少ないかと思っていたのが間違っていたようでした。
 出発間際になると、ほとんどの席が埋まり、竜山、光明と停まる内にほとんどの席が埋まっていきました。大田(8:15)と通勤にも便利だから、でしょうか・・・。とはいえ、ここまで早く着くことができるなら、もうちょっとゆっくり宿を出ても良かったような気もします。

バスターミナルが、いっぱい

There are many Bus Terminals...
東大邱駅(East Daegu Station)  東大邱の駅には、何度か来たことがあるのだが、ここで列車を降りたのは初めてだった。先頭に近い車両だったため、駅舎までは重い荷物を持ちながら、ひたすら歩かないといけなかった。KTX用に改修したはずなのに、少々ガラス張りになっているだけで、ソウルや釜山ほどの変化がないように見えた。いずれ全通した際には、地下にホームができるから、地上部分はそのままにしているのでしょうか・・・。
 駅を出て線路をまたぐ陸橋を南に下りると、地下鉄の東大邱駅と、バスターミナルが密集しているエリアに出る。ここのターミナルは、バス会社ごとに建物が分かれているため、目的地行きの建物を探すのに手間取るだろう・・・、と思っていたところ、乗り場案内をあっさりと発見した上に、唯一大通りを渡らなくてすむ場所にあるものだったので、結局何も苦労することなく、大邱を離れることとなりました。

 前回来た時に、バスターミナルが複数あって迷った経験がありましたが、今回はあっさりと解決しました。というのも、左下のような地図がありましたから・・・。

大邱高速バスターミナル(Daegu Bus Terminal) 大邱高速バスターミナル(Daegu Bus Terminal)
乗り場案内です ここから、蔚山行きのバスに乗りました


大きな地図で見る
東大邱駅と、駅前のバスターミナル

大邱(9:30) >>>  蔚山 : 5,500W
Bus Ticket from Daegu to Ulsan  大邱の市内を東へと走り、高速道路に入ってからも、一路釜山方面を目指します。韓国の大動脈となる道路ですが、日本よりも網の目のようにネットワークが張り巡らされているためか、併走する車も少なかったような感じがします。慶州を過ぎたあたりから、蔚山へそれる道を東へ折れるあたりで渋滞していました。釜山への帰り道は、少し余裕を見ておかないといけないかな?と思っていたのは、取り越し苦労に終わりました。

蔚山滞在は、わずか10分

10 minutes stay at Ulsan City
蔚山高速バスターミナル(Ulsan Bus Terminal)  蔚山の街中に入り、いくつかの停留所に停まりながら客を降ろしていっていたが、目を離していたすきにどこを走っているのかすら分からなくなっていた。このまま時間をかけてしまうと、釜山で買い物をする時間もなくなってしまうと思っていた頃、やっとバスセンターらしきところに到着した。
 急いで、となりの敷地にある市外バスターミナルへ移動し、釜山行きのチケットを購入したのが、11時半前。先に昼食をとろうかとも考えたが、まともな食堂が見つからなかったし、最後の食事ぐらいファストフードで済ませたくなかったので、そのまま釜山行きのバスに飛び乗ってしまいました。結局、蔚山でやったことといえば、バスを降りて、トイレに行って、信号を渡って、チケットを買って、写真を撮った、ということだけでしょうか・・・。

蔚山(11:30) >>>  釜山 : 3,200W
 蔚山の市内を、インターチェンジのある西部へと走るのですが、ワールドカップのスタジアムが見えたあたりで急に南へ進路をとります。結局、一般道路を走り抜け、釜山北部にあるバスターミナルまで一般道で走り抜けます。とはいえ、途中でしばしば停車していましたから、「市外バス」たるゆえんがわかるような気がします。

最後のお買い物は、大型スーパーで

Shopping at Mega Shopping Complex"e-Mart"
 確か、前回の韓国旅行の際は、コンビニでお土産の買いだめをしてから船に乗った。だけど、コンビニだと少々高くつくし、今回リクエストがあったものは、どう考えてもコンビニでは売っていそうにない。ということで、釜山のバスターミナルである地下鉄1号線の終点から、港の最寄駅に行くまでのあいだで、スーパーや百貨店に近い駅で降りて、そこで買いだめすることにした。
 あらかじめ、こちらで調達した韓国の(道路)地図を頼りに、ロッテ百貨店に隣接している駅を確認しておく。だけど、地下鉄に乗る前に、「e・Mart 久瑞洞(クソドン)駅前」という看板を見かけたもので、より手前にあるこちらの駅を目指した。なぜか高架を走っている車窓から見たところ、「もしかして、休みかな?」と思えるほど閑散としていたが、小雨に打たれながら店の前まで来てみると数人の客が(しか?)出入りしていた。店内は、日本でもよく見かけるような大型ショッピングセンターで、20台ほどのレジが並びその内側にスーパーマーケットやその他の専門店が2フロアに分かれていた。早速食料品売り場に行こうとしたものの、その手前で台所用品を発見した。ここで、自分用の箸(説明が難しいので、左下の写真を参照してください・・・)と、頼まれていたカルビ用のはさみを。そのあとは、職場でばらまく「チョコパイ」や、「サイダー」などを買い込み、2階の専門店街へ上がります。本屋もCD屋も街中の単独店と比べると規模は小さいのですが、文具や家電製品は意外とそろっています。少し大きめの電卓などは、日本で買うより安かったのですが、「Made in China」という表示を見て、何だか躊躇してしまいました。

チョコパイ 12個入り Chilsung Cider
朝鮮箸 チョコパイ Chilsung Cider 韓国人気インスタントラーメン
ノグリラーメン(韓国産)

e Mart  

 買い物を済ませたところで、時間もなくなってきたので、寄り道もせずに港の最寄の「中央洞(Jungang Dong)」駅まで戻る。雨が降り出しているものの、傘を差すほどでもなく、地上に出たところの目の前にあったコンビニに駆け込む。そこで夕食代わりとなる食料と雑誌を買い込み、傘も差さずに港へと戻ります。
 博多行きの高速船は、ワタシの乗る船と、もう一つの会社のも出発する時間帯で、その上、毎日出港する下関や博多行きの夜行便だけでなく、広島や大阪行きの船も出る日だったので、出発ロビーはいつもにもなく混雑していました。出国審査も、乗り込む船ごとに行うはずが、それらの出発時間が重なっていたため、手続き後の免税店が並ぶフロアも立錐の余地がないほどごった返していました。まさに「行き場がない」状態です・・・。インターネット用のパソコンも壊れているし、仕方がないので貯まりに貯まった小銭を処分するために、自動販売機でジュースを買って退屈しのぎをします。

釜山港国際旅客ターミナル  《日・韓・英》

釜山(16:00) >>>  博多(18:55) : \12,000(往復割引)
 16時に釜山を出港するものの、わずか3時間しかかからないことを考えると、これがこの日の最終便ということがもったいないような気がする(もうすこし遅かったら、釜山でゆっくりする時間が取れるのに・・・)。

 《給水口に・・・、再び》
 往路で一時停船したのは、初めてのことでもあり面白かったのですが、復路はただでさえ悪天候のため横揺れが激しく、「とりあえず、救命胴衣の場所ぐらい確認しておいた方がいいかな?」とさえ思っていたぐらいなので、まさかこんな時にこういうことにならなくてもという印象だった。それにしても、「停船」なら慣れているはずが、あの時にもまして横揺れがひどく、「このまま転覆するのではないか?」と変なことまで考え始めていた。
 とはいえ、無事だったから、こんなことを書けるんですけどね。

ソウルから、丸一日かけて

 博多到着は19時をまわっていた。まだまだ夏だから、日が長いと思っていたけれど、曇りがちだったということもあり、周囲はすでに薄暗くなっていた。この時間になると、銀行も売店も閉まっていることは想像もついていたのだが、船会社の事務所(窓口、の方ですが)も閉まっていたので、3日前の出発の際に受け取り忘れていたものを取りに行くことすらできなかった。
 バス乗り場には大勢の客が待っていたものの、乗り込んだのはワタシだけだった。程なくして、博多駅に到着した頃には、あたりはすっかり暗くなっていた。
 まだ夜も明けきらない早朝には、まだソウルの街中にいたのに、大邱、蔚山と(無意味?な)寄り道をしながらも、1日かけて陸路で福岡まではるばる帰ってきた。ちなみに、19時過ぎに福岡空港に到着する大韓航空機に乗るためには、17:50にソウル郊外の仁川空港を出発するということで・・・。

博多港 Port of HAKATA  《日・英》

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最終更新日2006年7月5日