韓国の充電事情 in Korea
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 1年ちょっと海外に出ないあいだに、身の回りのデジタルライフが変わっていました。便利なものを使い始めたり、今までなら要らないようなものが必要になってきたりと。カメラとパソコン(さらには、電源)にまつわる裏話を紹介します。

 今年の初めに、「カメラつき携帯電話」を使い始めました(ちなみにその前は、「いわくつきのGPS付き携帯電話」)。その後、最初の海外旅行でしたので、念のため以前から使っていたデジカメも持って行きます。ただ、携帯は充電のために変圧器とプラグが必要でしたが、韓国の一部地域では日本と同じモノが使われている地域が残っている(220Vに、移行中ということらしい)、という情報を出発直前に仕入れていたので、これを信じてあえて何も持って行きませんでした。ちなみに、以前から使っていたデジカメのエネルギー源は、どこでも売っている単三電池4本です(だから重たいのですが)。
 普段から携帯は首からぶらさげています。夏場になると、上はTシャツ1枚なので、胸の辺りにポケットがなく、ベルトのバックルにあたるため、歩くときなどはガチャガチャとうるさいのが難点です。それはいいとして、(ワタシのキャリアの機種では)海外では通話ができないタイプなので、結局のところカメラだけをぶら下げているようなものです。だけど、韓国では、同世代ぐらい(?)の若者を中心として、同じように携帯やデジタル音楽プレーヤーをぶら下げて歩いている人が多いので、あまり目立ったりはしませんでした。とはいえ、携帯性はともかくとして、メモリの容量(32MbのCompactFlashと比べ、128MbのminiSD)や、画素数(230万と比べて、198万ですが、いろいろと設定していますので)だったりしますし、何より外で使っているときはシャッター音も気にならないことが決め手でした。
 通話もしなければ、4日ぐらい十分使えるだろうとタカをくくっていたのですが、3日目の昼頃あたりからバッテリー残量表示が怪しくなってきます。

持って行くモノえらび

 今回持っていくものは、カメラ機能(しいて言えば、時計も)としてだけの携帯電話と、予備のSDカードも1枚持っていきます。また、念のため、重たいデジカメも持って行きますが、残念ながら、こちらはCFカード仕様です。さらに、パソコンがわりとして、WindowsCE機(DoCoMoのSigmarion3)も持って行きます。デジカメは乾電池なので現地でバッテリーが切れても構わないのですが、携帯とパソコンについては、充電ケーブルも持参します。
 ということで、韓国の電源事情を調べたのですが、電圧も違えば、コンセントの形状まで違います。とはいえ、わずか4日ばかりのことなのに、これまた重たいトランスを持っていくことや、新たに購入するかレンタルするほどでもないと思い、「一部地域では、日本と同じものも使える(=ホテルなどで貸し出してくれたり、あるいは地域によっては変更されていない、らしい)」という情報もあったので、あえて持って行かないことにした。


現地の充電事情

 今回滞在したのは全てソウル市内の旅館だった。そのため、既に220Vが普及していたし、変圧器のレンタルなどしてくれなかった。何せ、部屋に備え付けのドライヤーを使うために、テレビか冷蔵庫のコンセントを一時的に抜かないといけないような状況だったので・・・。
 確かに、日本のコンビニなどと同じように、コンビニの店頭や駅の待合室などに、携帯電話の充電器が置いてあったが、どうも日本の携帯でも大丈夫かどうか分からなかったので使おうとも思わなかった。また、現地で調達しようか、とも思ったのだが、「日本から持っていた電化製品」を「韓国で使う」ためのコネクタなどを調達できるかどうかいまいちよくわからなかったので、あえて探すということもしなませんでした。


そろそろ、マズいことに?

 3日目の昼ごろに、携帯電話のバッテリーの残量表示のメモリが一つ減りました。経験上、一つ減ってから完全になくなるまであっという間なので、写真を撮らないとき以外は電源を切るように心がけるようにしました。どうせ、かかってくることがないのだから。とはいえ、携帯性から考えて、デジカメを持ったまま歩くほどではなく、やはり携帯電話は首からぶら下げたままいつでも撮れるように準備しておきます。
 最後の日になると、いよいよ残りバッテリーは少なくなり、表示が一つだけとなりました。というより、このときはじめて、一つになった場合乾電池マークが赤で表示されることを知りました。朝からバスでの移動が多かったため、車外の様子を取りたかったのですが、こういう時に携帯電話だと音が鳴るので、デジカメの方が便利だったりします・・・。だけど、いざ写真を撮りたいときに電源を入れてもなかなか反応しなくなってきます。


帰ってきてから

 博多の港を出て1時間もしないうちに、日本の携帯電話の「圏内」に入りますが、電源を入れっぱなしにしておくと4日分のメールが入ったり、誰かから電話がかかってくる危険性(?)があるため、ひたすら切ったままにしておきます。
 博多の港に到着して、真っ先にコンビニを探したのですが、さすがに建物内の売店は閉まっていて、近くにもそれらしき建物がありませんでした。なので、仕方なく路線バスで博多駅まで戻ってきます。結局、出国直前に寄った某ハンバーガー店で充電しながら夕食を取りました。本当なら、携帯とパソコンの両方を充電したかったのですが、となりの人も使っていたので、パソコンだけ充電(しながら、ネットも)します。ということで、翌朝まで携帯を充電できないまま帰ってきました。

ちなみに、今までのケースでは・・・

 カメラ付き携帯電話を持って行ったのははじめてのことでしたが、デジカメしかもって行っていないときも、いろいろ似たようなトラブルは起こしていました。
 はじめてのトラブルらしいトラブルは、3年前にマカオに行っていたときでした。このときは、はじめてデジカメを持って海外に出たときでした。充電はしていたはずなのに、急に作動しなくなりました。どうもメモリがいっぱいになったということなのですが、予備のメモリカードは香港の旅館においてきていましたし、マカオの街中に電気屋は見つからず、写真屋などの店頭でも取り扱っていなかったので、その後は撮るのを諦めて帰りました。ディスプレイの表示をオフにしていたため、メモリの残量が確認できなかったのが原因だったようです。
 その後は国内でも使っていたので結構慣れてきたのですが、3週間ほど海外の滞在を続けたときに、バッテリーが急に切れました。その年の秋にシンガポールにいたときでした。今回は原因が電池と分かっていたため、単3乾電池を売っているところを探すのですが、あまりにも街中過ぎたことと、デパートなどが開店する時間よりも前だったので、意外と戸惑ってしまいます。ちなみに、この日は早朝にシンガポールについて、深夜には飛び立つため、空港に大きい荷物を預けて身軽な格好で街中に出てきていたため、予備の電池などは持ち歩いていませんでした。
 その後、いったん日本の空港で乗り換えたときに、一部の荷物を自宅に送り返しました。その中に、シンガポールまでで撮っていた写真が入ったメモリカードも入れていました。というのも、撮ってくることを依頼されていたものがあったので、早めにその人に渡すため、という理由がありました。なので、その後の中国と韓国の約10日間は容量がそこそこ多いとはいえ、1枚だけのCFカードに撮り貯めていくことになりました。それなのに、中国滞在2日目に、某博物館(のようなところ)で写真を撮りまくったおかげで、残量が心もとなくなります。そのため、機を見て新しいCFを探すのですが、現地ではあまりデジカメが普及していなかったせいか、あったとしても容量が小さいものしかないか、非常に高価だったりします。韓国の電機街に行ってもやはり高いものしかなく、最後は画質を落としたりしながら何とかしのいで帰ったのでありました。




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最終更新日2005年11月3日