確か、昨年はＳＡＲＳがこの時期に流行っていましたが、この年は鳥インフルエンザが猛威を振るっていました。日本でも、山口県や兵庫、京都で大騒ぎになったので記憶に残っている人が多いかもしれません。ただ、この鳥インフルエンザですが、韓国のほうが一足先に流行を見せていました。日本では風評被害はひどくなかったものに、こちら韓国では鶏肉の不買運動や、そのため養鶏業者の倒産などが大規模に発生しましていました。ちなみに、日本政府の調査団が、韓国の事情を視察に行ったのも、ちょうどワタシらが韓国へ渡ったのと同じ頃のことでした。
　なので、市場に鶏肉など流通していないと思っていたのですが、最初に入ったハンバーガーの店でさも当たり前のようにメニューに並んでいました。ここが、日本の牛丼事情と違うところなのでしょうか？

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　オヤジとどういう格好をしていけばよいか相談していたとき、韓国の新聞社の日本語のサイトを見て日中の気温とかを確認しようとした。「もう、氷点下に下がることはないだろう」とか思いながら。そんな時目に飛び込んできたのが、このニュースだった。「まだ、雪が積もっているのか・・・！？」
　それも、今年が異常なだけであったが、せっかくなら暖かくなって、軽装のまま旅行をしたい、という目論見はあっさりと崩れてしまった。

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　ちょうど韓国に到着した日のことだった。昼食をとっていた食堂についていたテレビに、店員やほかの客がかじりつくようにしてみていた。どうも国会中継のようだったので、「韓国人って、そんなにテレビが好きだったっけ？」としか思っていなかった。夕方に釜山きっての繁華街に行ったときも、いたるところに装甲車がとまっていて、歩行者天国ではステージの上にたすきをかけて立っている人を中心に周りの人が叫んでいる。これらが何をあらわしているのか知ったのは、夕方にホテルに戻って日本の衛星放送のニュースを見たときだった。
　言葉がわからないと、ここまで他人事になってしまうんですね。それと、ですね、「大統領」のかわりを「首相」が代行する、というシステムが日本人にはよくわからないんですね。

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　これも韓国に着いてから、日本の衛星放送のニュースで知った。上のニュースとほぼ同時並行だったような気がする。ただ、上のニュースは「時差」がないのに対して、こちらは約半日の時差があったので「生中継」が真夜中だったりする。
　ただ、この事件が今回の旅行に与えた影響はあまりなく、ソウル駅で警備が厳重、だったように見えたことは、単に駅舎が新しくなったから、とか、新幹線ができるから、というだけのことかもしれない。

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　フランスの協力を得て、「ワールドカップまでには全線開通」を目指していたはずの韓国版新幹線が、ソウル−太田間の暫定開業に何とかこぎつけることができた。日本の新幹線と違うのは、線路の幅とかが同じため、今まで使っていた線路”も”使えるということらしい。そのため、途中は在来線とは別の線路を使うのだが、ソウル周辺は駅を新しく作り変えただけで、しばらくは昔の線路を利用している。このあたりが、パッとしないところなのだろうか・・・。
　ちなみに、日本の九州新幹線（新八代−鹿児島中央間）が開通したのは、少し前のことでした。

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