はじめに '01韓国旅行記
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 以前から自分のウェブサイトは作っていましたが、旅行記や日記のようなものを作って公開しようと考えたことはありませんでした。書くこと自体が面倒くさいというのもありますが、それを書くために自分のする行動に影響を与えても困るという思いもありました。
 旅行に行く前の準備やヒマなときのネットサーフィン中に、他人の旅行記も見たりすることもあるのですが、自分がその場所にいることを想像しながら読んでいく能力に乏しいのか、だいたい途中で挫折していました。
 そこで、なぜ今回作ろうとしたかといいますと、韓国・ソウルに行く途中でずっと話をしていた方(普通の会社員の人ですが)が、この旅もそうですがヨーロッパや他のアジアの地域に行くときもあらかじめネット上の旅行記みたいなものを読んで下調べをしてから出かけるんだという話をされていました。もちろん市販のガイドブックとかも役に立つのですが、素人の目から見た街歩きの仕方とかが面白い、と。
 まあ、動機はこんなもんです。これで韓国へ行くのも5回目になるのだから、こうして書いておけば、何らかの参考になる人もいるかもしれない。そういうことです。

 ただ最初にお断りしておきますが、一個人が書いていますので、物の見方はかなり主観的になります。そして、現地の様子、たとえばいろいろな料金や店などの営業時間・場所はいずれは変化します。なので、こうした情報はあくまで私が現地で確認したとき(2001年10月)のもので書いてありますので、詳しいことは各自調べなおしてください。

 韓国に行くことが決まったのは9月の中頃で、アメリカでの同時多発テロ(9・11)直後ということや、格安航空券でもまだ高いというイメージがあったことと、最初の旅行以来の船での出国をしてみたいということで、下関まで行って釜山から回るというルートにした。次の問題は、旧暦での盆が10月の3日(4日だったっけ?)にあたり、日本ではたいしたことがなくとも韓国ではホテルは空くらしいものの、商店街が閉まったり電車やバスのチケットが取りにくくなるということなので、これを避けることにして10月4日の出発(5日に入国)という日程となった。

 前回(といっても、4年前ですが)は下関まで「青春18きっぷ」を使ったので、関釜フェリーのチケットを別途購入したのですが、今回は「18きっぷ」の使用可能期間から外れるため、正規の運賃を払わなければなりませんでした(学割も効かないし・・・)。「数時間も普通列車に揺られるぐらいなら、新幹線でもいいかな?」と思ったところで、「日韓共同きっぷ」の存在に気づき、船もあっちの特急もセットなら、安いものだなと思ったものです。さっそく市内の駅で「日韓共同きっぷ」の購入を試みたところ、「出発駅」に指定されているものの、この駅からの料金は設定されておらず、隣の県の大きな駅を出発するのと同じ料金の支払いを求められました。それでも、十分安いですけれどもね。ただ、このとき、すべて「手書き」だったことが、ひとつ気になったことでしょうか。
 ソウル・釜山程度の大都市ならいいのですが、そのほかの街となると観光案内所もアテにできないので、あらかじめ宿を確保しておきました。ワールドカップの前年ということもあってか、ネット上で安い旅館の予約ができるサイトがあり、7日の大邱での旅館を確保しておきます。サイトは日本語でも表示されており、カードで決済もでき、1泊3,000円ちょっと。こちらも、安いものです。
 これで、ソウルまでのチケットがそろい、大邱の宿も確保できたので、残りはソウル(あるいは、他の地方都市)の宿と、帰りの飛行機だか船のチケットは、すべて現地で調達することとなった。

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