10/4(木):下関〜
From Shimonoseki





理由もなく、九州まで

JR小倉駅

 旅行初日と言っても、実際には国内移動のみ。とはいえ、夕方には「出国」するわけだから、間違ってもいないし、「お家に着くまでが遠足です」という格言にもあるように、やっぱり自宅を出るところから「海外旅行」でしょう・・・、か?
 昼頃の新幹線で、何故か関門海峡をもぐって小倉まで。というのも、1)新下関に停まる新幹線が少ないということと、2)九州でラーメンが食べたかったこと、3)それと韓国内の列車が乗り放題になるKOREA RAIL PASSを購入するためでした。そのためには、JR九州の営業範囲であり、JR九州系の旅行センター「JOY ROAD」のあるこの駅まで来ないといけなかった。
 自分がすでに「学生」でないことをすっかり忘れ、少々割高の「一般」切符を調達すると、遅い昼飯をとり、時間まで駅周辺をふらふらと。駅ビルの本屋とかを見て回っても、買ったところでせっかく極限まで減らした荷物が増えることになるのであきらめる。

もう一度本州(下関)へ

JR下関駅、下関国際ターミナル

 小倉駅を15時ごろに出る普通電車でもう一度関門海峡をくぐって下関へ移動。乗船手続きをとるために、とりあえずすぐに歩いて数分のフェリーターミナルへ行く。日韓共同切符に乗船券の引換券があるので、港湾使用料の600円だけ支払い、18時までには戻って来るように言われる。その後は、駅やその隣のシーサイドモールをぶらつくが小倉と同じ理由で買い物はできず、16時過ぎには小腹がすいたので、Lotteriaに入ってしまう。韓国では何度も行くことになるのに・・・。
 出国手続きの開始時間が近付くと、船に乗る(はずの)客が集まってくるが、ほとんどが日本人と韓国人で見た目もそっくりなので「これから外国だ」という雰囲気は沸いてこない。強いて言えば、喋っている言葉が違うことぐらいだが、大騒ぎする人もいないのであまり分からない。確か、このときは携帯電話を使って、友人にメールを出してたっけ。「え〜な〜、ゆ〜」とまでしか題名が表示されないメールがきて、続きを読んだら「らしあ大陸か」とあった。確かに地図上ではそうなのだが、その先には、誰がどうやっても(陸路からは)進めないことを考えると、なんだか虚しくなってきた。


大きな地図で見る

懐かしの関釜フェリー

 フェリーに乗ったらすぐ、とりあえず自分の居場所を探さなければならない。とはいえ、前回は韓国人のおばちゃんたちが大騒ぎしている大広間みたいなところの隅で外国人同士、小さくなって寝た覚えがあったので、半ば恐れながら部屋を探していた。今回はブロック指定のような感じである程度部屋が決まっていて、そこは10人程度しか入れないようなスペースが3、4つ連なっているような小ぶりな客室だったし、あらかじめ、男女別(もしかして、国籍別も、かも)に場所も分けていたらしく、えらくすんなりと場所の確保も周りの人との話もできた。そのかわり、日本語での会話だけなのでやっぱり「船に乗ったら即、異国情緒」というわけにはいかなかった。  翌日から強行軍になるのは分かっていたし、どうせ何もすることがなかったので適当に用意していた雑誌を読んでからすぐに寝た。周りの人は起きていたし、灯りもついていたのにえらく普通に眠りについていた・・・。3時頃までは・・・。

 関釜フェリー [J]


前日へ 翌日へ
翌日(5日)

ASIA城市紀行 >  '01韓国旅行記 >  10/4(Thu)
地図≫≫ 行程図
はじめに Topics 情報源 決算 帰ってから