10月1日(火):アムステルダム〜
10 / 1 (Tue) : from Amsterdam
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B&Bの朝食

 昨日もここで朝食をとったはずなのだが、調理は友人に任せてワタシは洗濯物を干していたため、記憶がありません。ということで、今日はテキトーに空港まで行けばよかったし、友人はその後の予定を決めかねていたので、一緒に同じフロアのキッチンで料理(といっても、ただのトーストですが・・・)を作ります。
 冷蔵庫の中に、あらかじめ各部屋ごとのパンと野菜と、その他調味料(この場合、パンにつけるモノも含みます)や飲み物(牛乳)が用意されています。とはいえ、ワタシらの部屋は2人だけなので、パンとかの個数が決まっているものはいいのですが、さすがに飲み物も1リットルぐらいのものが1パックあると飲み干すのに困ったりします。
 まあ、そのまま残して帰ればいい、というハナシなのでしょうが・・・つづく


ウワサの、親切強盗!?

Amsterdam Centraal Station

 某、日本から持ち込んだガイドブックには、以下のような注意書きがあったので、それなりに身構えていたつもり、だった。
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 アムステルダム駅の切符売り場周辺には、空港までのチケットの買い方を教えるかわりに、その手間賃を取ろうとする人がたむろしているので注意してください・・・。
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 切符の自動販売機は、案の定分かりにくいものだった。というより、オランダ語表記のため、どういう順番で、コインを投入したり、行き先のボタンを押したりということが分からなかった。ということで、となりの機械で買っていた友人のところに、見知らぬおじさんが来て、手取り足取り教え始めた。それを見ながらワタシが購入し終えたところで、友人がコインが足りず、紙幣を受け付けてくれないので、どこかで両替してくることになった。帰ってくるのを待っているあいだ、そのおじさんは「1ユーロでいいからくれ!」と迫ってきた。とはいえ、ワタシは直接教えてもらったわけではないし、戻ってきた友人もいろいろともめていたみたいだったが、面倒くさいので二人ともおきっ放しにしてプラットフォームへと逃げだした。結局、友人も逃げてきて、特急に乗り込むことができたが、何だかちょっとした有名人(?)に出会ったような不思議な気分になっていた。


オゲンキデスカ!

Amsterdam Airport Schiphol

 特急に乗り込んでしまったため(別に、問題があるわけではないのですが)、空港駅までは数分で到着してしまった。ここまで案内してくれた友人より一足先に帰国するため、最後に喫茶店とかに入ってハナシをしようと思ったのだが、折り入ってするハナシもないので、あっけなくロビーで別れた。その際に友人から衝撃の一言が・・・。
「朝食の牛乳を持って帰る?」
 ただでさえ、大量の着替えやノートパソコンを背負っていた上に、朝食の残りの牛乳も持ってきていたなんて・・・。とはいえワタシは、機内で飲み放題(?)なので、丁重に断りましたが。
 搭乗手続きゲートは、これがヨーロッパ風なのかどうだか分かりませんが、出国審査官が座っているブースに向かって一列にならぶというモノで、しかもそのスペースは航空会社のカウンターなどがある一般人が入り乱れる場所だったので、何だか落ち着かなかった。全部で3列あるのだが遅々として進まず、やっと自分の晩になって、パスポートを差し出したとたん、ずいぶん若く、長身(だ、と思います・・・)でイケメン(風)の審査官がいきなり「(日本語で)オゲンキデスカ!」。
 つい先ほどまで日本語を使い慣れていたとはいえ、まさかこういうところで使う機会があるとは思わず、とっさに身構えてしまった。とはいえ、最小限の挨拶言葉を覚えているだけのこととは思うのですが、どうしてこういう時って無理して英語で答えようとするのでしょうかね。

大きな地図で見る
オランダ・アムステルダム スキポール(Schipol)空港

スキポール空港 【英蘭中ほか】


そして、短い一日が終わる

11:20(AMS)→06:35(SIN)

Singapore Airline to Singapore at Amsterdam Sqipor Airport  チェックインを済ませても、出発まで後1時間以上も残っていた。そのうえ、到着が遅れているということで、さらに1時間遅れるということになった。手持ちのユーロが少なく、どうせ乗ってすぐに昼食が出るのだろうからと、あえて軽食もとらずに待っていたが、ターミナルのメインビルから一番離れた駐機場だったので、これといった暇つぶしすらもなかった。あるとすれば、これから乗り込む飛行機の積み下ろし作業を眺めることぐらいだった。
 どうも、この飛行機はアメリカの東海岸から来た経由便らしかった。とはいえ、そのままシンガポールまで乗り通す人も少なく、ほとんどの客が入れ替わったようだった。空港を飛び立ったのが(現地時間の)正午過ぎ。そこから昼食をとって、下手に映画などを見ていると、シンガポールに着いてしまう。だからといって、外も明るいうちから寝るというのも・・・。

「時差」について

エアポケットに、入った瞬間!

 なかなか寝付けなかったので、各座席についているパーソナルテレビで映画を見ていた。シンガポール航空は、このテレビが付いていること自体、充実したサービスが提供されているのだが、日本とは関係ない路線なのに、日本映画のチャンネルが1つ用意されていた。それが、日本でも公開されたばかりのものだった(そもそも、普段から映画を見ないので、あまり期待して見たわけではないのですが)。
 各自ヘッドフォンで視聴するのだが、乱気流に入ったりしたときの機内放送によって、映画の音声が消されることがある。そのため、何度か肝心の言葉が聞けないことはあったが、ある程度は我慢できた。とはいえ、クライマックスに近付いた頃、にわかに機体が揺れだした。だけど、映像は静かに大事なシーンが近付いている。まさに、その場面になったとき、エアポケットに入ったように一瞬急降下した。食い入るように見ていたため、現実と映画が分からなくなった。ホラー映画を見ていたわけではないのに、全身が硬直し、汗をかいていた。
 って、ここまで驚きながら、がんばって映画を見続ける必要もないのですが・・・。

ちなみに、この映画でした。

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はじめに 中国編
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