10月10日(木):ソウル
10 / 10 (Thu) : at Seoul
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歴史博物館とMappingKorea

ソウル市歴史博物館

 ソウルでの目的といえば、昨晩P氏に会ったので、もう何もなかった。強いて言えば、買物とかしたかったが、持って周らなくてはならない手荷物が増えるだけなので積極的にするつもりはなかった。とはいえ、2日間も滞在することになったので昨日、空港やJonggak(鐘閣)の観光公社で集めたパンフを見ながら、いろいろ考えてみる・・・。その前に、昨日リムジンバスの中から見かけた気になるイベントの看板があったので、とりあえずそれを確認しに歩いて現場へ。その後、「朝マック」をしながら、とりあえず近くの博物館へ行ってみるか、ということで道路を挟んだ向かい側の「ソウル市歴史博物館」へ。
Seoul Historical Museum  保育園ぐらいから、中学生ぐらいまで、おそらく遠足だろうと思われる集団(あわせて5団体ほど)もいて、混雑している建物に入っていく。あちこちで騒ぎ声の上がる中、入場料の安さ(700W)からして仕方がないかと思いつつ、日本語音声ガイドのテープレコーダーを借りて、とりあえず1周してきた。帰るときに、フロントの「日本語ができる人」および「英語ができる人」相手に、先程のイベントが開かれている場所を聞いてみた。名前だけ言っても分からないので、先程撮った写真も見せた。かろうじて写っていたギャラリーの名前を電話帳で調べて掛けてくれたり、観光公社に問い合わせてくれたりと苦労してもらった割に、結局この博物館の向かいで、イベントポスターの貼ってあったビルの1階ロビーだったと分かったときには、全員ぐったりしていた。
 すいませんでした。こんなことに本気で付き合って頂いて・・・。

ソウル市歴史博物館 【韓英簡日】

Mapping Korea 慶煕宮の興化門(Gyeonghuigung)
例のイベントのポスター  

 もちろんこの後、直接その会場に行きました。1階の受付で、場所を聞いて、言われるがまま、エレベーターホールの裏手へ。そこにあったものは、ついたてで区切っただけのスペースに、パソコン数台と、関連書籍が並んだ本棚、だけ。「地図」なので、「言葉のちがい」は気にならないはずなのですが、さすがに意味さえ分からない状態で、そのうえ係員の人すらいなかったので、何もできずあきらめて帰りました。
 なんで、あのポスターに惹かれてここまでやってきたのか分からなくなりました・・・。

ワールドカップの事後活用例(その1)

ソウルワールドカップ主競技場

 足のむくまま、気のむくまま、ワールドカップの競技場が見たくなって地下鉄の駅に向かっていた。韓国の会場の中では一番大きく、開幕戦もしたぐらいなのに、交通アクセスはすこぶる悪い(もっと悪いところが日本にも韓国にもあるのですが・・・)。地下鉄の駅に隣接しているものの、この路線が市内中心部を通過していないのでちょっと不便である。せっかく、2号線沿いにオリンピックスタジアムがあったのに・・・。
 地下鉄を降りて、地上に出ると・・・、お子さんたちであふれていた・・・。平日の午前中なので、遠足や社会見学なのだろうが、さすがに人数が半端じゃなかった。そういえば、先程の博物館でも・・・。スタジアムの建物や外周道路を見てても仕方がないので、昨年「弘報館」として展示スペースがあったところに向かって半周ほど歩いていくと、やっぱりここもお子さんたちであふれていた。昨年はまだ外装工事中だったので、「弘報館」に行く人以外は皆工事関係者だったが、公園(というか、「ちびっこ広場」に近い感覚)として開放して、わずかばかりの入場料を徴収しているのが、いいのだか悪いのだかよくわからない。

ソウルワールドカップ競技場
ソウルワールドカップ競技場


 「弘報館」は既になくなっていたので、入場料(200W)を支払ってスタンドの中に入ってみると、本当に、半年前にここで世紀の大イベント(初出場セネガルによる前回王者への大アップセットや、地元韓国大声援を敵に回したドイツの戦いなど)が行われた会場とは思えないほど、静かでこじんまりとしていた。確かに、前回来たときは、スピーカーのテストということで、大音量で何かを流していたということもありましたが・・・。だけど、これだけ大きく立派なスタジアムなのに、相変わらずここを常時使用する地元チームはなく、その他のイベントも頻繁に行われていない所を見ると、ソウルだけでなく他の都市のスタジアムの事後活用というのが気になってきた。

ソウルワールドカップ競技場 《韓》《英》《日》


バスのチケット購入は・・・

高速バスターミナル

 中国での苦い経験から、できるだけ早めに夜行バスのチケットを確保しておこうと思い、わざわざ江南(カンナム)の高速バスターミナルまでやってきた。中国のときと違い、連休の終わりでもないし、民族大移動のある国でもない。だけど、何だか不安があった。それでも、釜山行きの「優等夜行バス」が一日に11本もあるような国なので、あっけなくチケットを確保・・・。このとき、「何時のバス?」と聞かれて、とっさに「At Eleven...,PM!(日本語訳:11時・・・、あっ、夜の!)」と答えたとき、売り子のお姉ちゃんたちのあいだで爆笑が起きたのは、もしかしてこっちでもそういう番組があるからなのでしょうか?それとも・・・?
 ここまで来たついでに乗り場も確認しようかな、と思っていても、ちょうど目の前に発見したため、この仕事も終わり。帰りに、バスセンターに隣接するセントラル・シティ内の巨大書店でヒマをつぶして帰らざるを得なくなりました。

高速バスターミナル 《韓》
セントラル・シティ 《韓》


こんな時間に、わざわざ仁川へ

東ソウル → 仁川

 Gangbyeon(江辺)のテクノマート地階のフードコートで早い夕食を取りながら、向かいの「東ソウルバスターミナル」からどこかへ行ってみようと思いついた。とはいえ、長距離線に乗っても帰ってくるのが面倒だし、近距離でもバス路線しかない所だともう1度同じバスに乗って帰らないといけないし・・・、ということで目的地のバスセンターに地下鉄駅が隣接していて、しかもそこから乗り換え1回で旅館まで戻ってこれるという「仁川」までバスに乗ってみることにした。でも、よく考えたら、昨年このルートを逆方向に乗っているんだよな・・・。
from East Seoul to Incheon  発券されたチケットを見ながら、発車時間が迫っていたので乗り場へと急ぐ。ここに書いてある文字は数字以外は分からないので、とりあえず右側の「07」を頼りに7番線へ。ちょうど停まっていたバスは、17:40出発なのだが、行き先がどうも違う。近くで待っている人に尋ねてみると、遠くの方を指差すのだが、何を言っているのか分からない。英語ができる人に代わってもらうと、どうも乗り場が違うらしい・・・。何とか発車間際に、仁川行きのバスを見つけて、後ろの方の座席に落ち着くも、今度はこの「07」という数字が気になってきた。もしかして、座席番号かもしれないと思い、前の方の7番という席に移るのですが・・・。
 ターミナルを出てしばらくは、ソウル近郊の新興商業地域や住宅街の中を客を所々で拾いながら走っていたが、高速道路に入った途端意識を失い、気がついたら目の前に仁川のワールドカップスタジアム(らしき物)が見えていた。結局寝るためだけに、バスで移動したようなものだった。


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中国編
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情報源