出発前も、帰ってきてからも、いろんな人から「いったいどういうルートで旅行したの？」と聞かれます。頭の中に世界地図が描ける人には、ざっと説明するのですが、そうでない人に対しては言葉で説明しても理解してもらえないルートです。
　ということで、地図で表してみました。

　それでは、なぜ、こんなルートになったのか？



　本人でもわかりません・・・。

　だけど、いくつかの条件があったことは確かです。
１：　イギリスに留学中の友人が、9／18ごろに修了し､そのあと半月ほどふらふらしている
２：　韓国の釜山でアジア大会が開催される（9／29〜10／14）
３：　中国の２次ビザが10月9日に切れる（この日までに入国しないといけない）
４：　ただし、「行き」も「帰り」も（中国に）寄ろうとすれば、もう１回ビザを取得しないといけないので、不可能

という日程的な制約がありました。そして、

５：　キャセイパシフィック航空のマイルが貯まったので、600マイル（以内）の距離の往復券と交換できる
　　＜マイルの獲得・交換については、こちら「マイル獲得奮闘記」をどうぞ＞
６：　国内移動の費用もバカにならないので、できることなら、地元の空港から出たかった
７：　どうせ（自腹で）飛ぶなら、マイルを貯めたい

という個人的な希望もありました。ということで、「地元空港から、韓国経由のヨーロッパ往復で、帰りに韓国から中国を（タダ券で）往復してくる」というルートで決まりかけていました。ただ、1ヶ月前に申し込んだというのに、「地元空港−ソウル」間がキャンセル待ちの状態で、代替案として「シンガポール航空利用」というルートも押さえていました。結局、支払期限ぎりぎりの1週間前まで韓国経由のチケットが取れず、あえなくシンガポール経由となったのでありました。
　結果的に、韓国経由（アシアナ航空利用）だとヨーロッパ内で利用できる空港が限られる（直通便のあるルートが少ない）のに対し、シンガポール経由（シンガポール航空利用）だとロンドン、パリをはじめとして多くの空港から選択できるというメリットもありました。その分、飛行時間は長くなりますが・・・。

　大まかなルートは決まったものの、それでも、まだまだ細かな事情がありまして、
８：　ロンドンのヒースロー（Heathrow）空港の使用料（＝利用者負担分）が異常に高いので、できれば避けたい
９：　友人の留学先がロンドンよりも北（＝Nottingham）にあるので、ロンドン発着だとそこまでの往復が面倒
10：　どうせなら、ヨーロッパ本土にも立ち寄ってみたい

　ということで、上記のようなルートになりました。（この曜日は）パリ経由の便で、Manchester（マンチェスター）から入り、Nottingham（ノッティンガム）、ロンドンを経由して、アムステルダム（Amsterdam）から帰ります。アムステルダム以外にも、パリ（Paris）、フランクフルト（Frankfurt）などが候補として挙がったのですが、「シンガポールに早朝到着して、深夜の出発まで丸々一日取れる」ので、シンガポールで遊ぶのに都合がよかったというのもありました。おかげで、シンガポールで丸々一日遊ぶことができました。

　そして後半ですが、
11：　中国に３回来たことがあるとはいえすべて広東省内なので、せめてこの機会に上海と北京にも行っておきたい
12：　国境を越える移動（フライト）は費用が高くつくので、できればタダ券で
13：　国内移動は現地調達で安く済ませることができそう
14：　韓国まで戻ってきたら、財布と体調を考慮して、船か飛行機を現地調達
15：　韓国の国内移動は、たいしたことないので、その場で考える

　で、上の地図のようになりました。当初の予定通り「韓国−中国」間を往復するルートだと、ソウルから北京（596）、上海（527）とも600マイル圏内なので、15,000マイル支払って「ソウル→北京、上海→ソウル」という目的地の違う往復旅行（詳しくは、「オープンジョー」で検索してみてください・・・）ができたのですが、これが困難だったので片道10,000マイルずつ支払って、「福岡→上海（543）」と「北京→ソウル」の2枚のチケットを頂きました。どちらにしろ、「上海−北京」間は658マイルあるので、15,000マイルたらずでは交換できませんでした。
　微妙な距離感覚については、こちらの地図（ソウルを中心に600マイル、参照図）をご覧ください・・・。