10月13日(日):釜山〜福岡〜
10 / 12 (Sun) : From Busan to Fukuoka, and
'02ヨーロッパ&中国&韓国旅行記 >  後半:韓国編 >  旅日記:10月13日




残り金で、最後の観光

釜山タワー

Busan Tower  チェックアウト後に、フロントに荷物を置いて、近所の釜山タワーに最後の観光。残りの金も少なくなってきたし、港湾使用料や、超過荷物のための手数料でいくらとられるか分からなかったので、できるだけ金を使わないようにと思っていたんですが、タワーに上らなくても、丘の上の公園なら金を取られないだろうという考えから、とぼとぼとカメラを持って散歩。10月も中旬だというのに、半袖シャツでもいいというほどの陽気の中、サングラスをかけたままタワーの周辺を、うろちょろ、うろちょろ。
 タワーの入場料が、意外と安い(2,500W)というよりも、何とか残り金で帰れそうな感じだったので、早速チケットを購入して展望台へ。アジア大会期間中のため、通訳ボランティアの方に付き添われたどこかの国のトレーナーを着た選手団ご一行様や、アジア大会なんか関係ないという感じの日本からの中年旅行客の集団などと一緒に、ガラス窓にへばりつくようにして、釜山の街並みを眺めていた。そのとき「○球の歩き方」を持った日本人夫婦の観光客を見つけたので、「ちょっと見せてください」と言って、港湾使用料(1,100Wでした)を確認しておいた。ちなみに、このご夫婦、昨晩日本から飛んできたばかりで、今晩のアジア大会サッカーの決勝「日本−イラン戦」を観戦が一番の目的とのこと。「いやいや、日本が勝ち進んでよかったですね」と言うと、「日本が決勝に出るから、急遽昨日の朝チケットを取ったのよ!」。身軽で旺盛な行動力をうらやましく思いながらも、2大会前の苦い経験を思い出してしまった。


MJ005 特等席で優雅な船旅

14:15(釜山港)→17:10(博多港)

 いったんホテルに荷物を取りに戻り、コンビニで調達した昼飯とお土産(おにぎりやお菓子ですが・・・)もバッグに詰めて、「タクシーにすら、乗れないな」とぶつぶつ言いながら、よたよたと歩きながら地下鉄を使って国際ターミナルへ。15分前を進む、日本の会社の船の客の方が圧倒的に多く、何だかのけ者のような、おまけのような、そんな感じを受けながら、きれいに15分遅れで、出国手続きが始まり、同じく搭乗手続きも始まりました。これで、運賃が一緒というのが、何とも言えないんですが・・・。
 ところで、ワタシの指定席は「2FL 14H」。おそらく「FL」は、「Floor」の略なので、「2階かな?眺めがよさそうだな」と思いながら、「14H」を探していると、なんと最前列の特等席でした・・・。正面には(海ばかりですが・・・)玄海灘の大パノラマが広がり、しかも後ろは機械室なので、他の客とも隔絶され絶好のスペースだったのです。出港する頃、ドヤドヤと「おっ!ここが空いとるたい!(九州弁でお読みください)」と、中年の集団が数人。一気に満席となり、席が足りなかった人は床に座り込んで、早速酒盛りが始まってしまいました。周りが騒がしかったので、「酔ったらどうしよう・・・」と出港前に心配していた不安は、杞憂に終わったのですが・・・。


未来高速 【韓日】

金がない!(両替所もない・・・)

博多港国際ターミナル

 やっと日本に戻ってきた(とは言っても、10日ほど前にも福岡に数時間滞在していたことは確かなんですが)。しかし、手持ちの日本円は、わずか28円。だけど、いくら何でも、国際ターミナルなのだから『両替所ぐらいはあるだろう』とタカをくくっていた辺りから、何かの歯車が狂いだしていた。建物案内図を見ても、銀行はおろかATMすらない。警備員に「近くの銀行は?」と聞いてみると、「博多の駅前に中央郵便局があるねー」と的外れな回答。それでは、駅まで歩いてどれくらいかかるか尋ねると「40分ぐらい」と。28円たらずでは路線バスすら乗れないので、仕方なくクレジットカードが使えるタクシーにしようと乗り場まで下りると、「カードを使うことができます」ステッカーが張ってあるタクシーでも、「使えません」の一点張り×3台。果たして自分のしゃべっている日本語の意味すら分からなくなってきたところで、何とかカードが使えるタクシーを捕まえ、とりあえず博多駅へ。新幹線でその日のうちに家まで帰るというアイデアもあったんですが、思わぬ所で出費があったので、結局夜行バスのチケットをとって、翌朝は10時までに出勤だというのにのんびり帰りました、とさ。


※1:広島アジア大会の思い出

 今回の釜山アジア大会とは違い、閉会式のチケットは陸上競技の最終日(いくつかの種目の決勝ばかり)と、昼から男子サッカーの決勝、夕方が閉会式というセット販売だった。ワタシも、組織委員会の方々も、日本が勝ち進むとばかり思っていたが、日本は韓国に敗れ、その韓国も初出場のウズベキスタンに敗れ・・・。結局、閉会式も当日券の販売が行われ、閑古鳥も鳴くスタジアムの中、そのウズベキスタンが、大応援団が後押しする中国を4−2で押し切ったという、何ともしらけるゲームだった。
 他のことで「いい思い出」ができたので、「入場料を返せ!」とは言いませんが・・・。


10

9
10

10
10

11
10

12
10

13
中国編
10/3〜9
情報源