都市間移動編 Intercity Transportation
'02ヨーロッパ&中国&韓国旅行記 >  はじめに >  準備:都市間移動編




Manchester - Nottingham 9/24(火)

 マンチェスターからノッティンガムまで、直線距離で約100km。そんなに離れていないし、お互い大きな街だから、バスの本数も多いだろう・・・、という同行者D氏の予測は大きく外れ、1日わずか3本のみ。しかも、結局乗ることになった夕方の便は途中の街(Sheffield)での乗換えがあるため、所要時間は3時間近く。「網の目状に張り巡らされた路線」という言葉は合うのですが、日本(や、ましては韓国)のサービスから考えると、ずいぶん不便かもしれませんね。

  National Expressほか 《英》

Nottingham - London 9/27(金)

 「イギリスの鉄道は、ロンドンに通じる」というわけではありませんが、地図を見ているとほとんどの路線がロンドンに直結しています。移動するためのルート選択で迷うことはおろか、実際に乗ってみても、どこを通っているのかすら分かりません。しかも、バス路線の発達したイギリスのことなので(???、先程と言うことが違う・・・)、鉄道での移動は「高い、遅い、不便」という印象を受けます。
 それでも、鉄道で移動しなければならなくなった、ワタシたち。なぜなら・・・

  Midland Mainline 《英》

London−Amsterdam 9/29(日)

 ロンドンから、オランダのアムステルダムまで、直線距離でも約350km。東京からだと、仙台や岐阜ぐらいのにあたるので、半日で移動できる距離です。ただ、国境と海を越える分、いろいろとややこしかったりします。さらに、ヨーロッパの物価高も手伝って、ここの移動は最終的に前日の夜まで決定しませんでした。

ルート図:ロンドン〜アムステルダム

 最初から考えていたルートが、「Harwich−Hoek van Holland」間の夜行フェリーを使う案。ただし、夜行移動を絡めると、ノッティンガム・ロンドン・アムステルダムのどこかが1泊だけとなり、市内観光に時間を割けないので、安かったのに却下となりました。同様に、ロンドン−アムステルダム直行の夜行バスも、お流れとなりました。
 次に、ドーバー海峡ぐらい船で渡りたいと思い、バスの時刻表を確認しました。ちなみにDoverから先は、フランスのCalais(カレー)に出るルートもあるのですが、これだとユーロスター利用とあまり変わらないので、ベルギーのOstende(オステンド)を経由して、Bruxelles(ブリュッセル)に出るルートを検討していました。ただ肝心のDoverまでが、9時ごろのバスに乗っても到着が正午で、しかも午前中に着くためには4本しかないということから、これもあえなく却下となりました。
 ここまでが、旅行前にメールで確認していたルートです。結局、決まらないものだから、移動前日の晩になって以下のようなハナシが進んでいきます

EasyJetの看板  「いっそのこと、飛んでみるか?」というアイデアも浮上してきました。ロンドンは近郊に5つ(しかもそのうち1つのCityAirportは、街中から10kmという近さに!)あり、アムステルダムも空港の地下に主要幹線鉄道が通過し、駅ももちろんあるので、アクセスはもの凄く充実しています。しかも、日本との違いは、格安の料金でしかも頻繁に国際線を飛んでいるので、こうしたちょっとした移動にも便利です。Bayswaterのネットカフェで、いくつかの航空会社のサイトから検索してみたら、前日だというのにいくつも空席のある便が出てきました。安いもので30£代(1£=¥200ぐらいで計算してみてください)から、高くても100£を切っていました。「さすがに、安い!」と感動しながらも、いくつかの問題点が浮上してきました。
1)まず、朝早い便ほど安く、昼間・夕方になると高くなってしまうので、早朝から動けないワタシらとしては、どうしても「そこそこの値段のチケット」しかとれなくなってしまいます。
2)ロンドン側の空港が、街中のCityAirportや、巨大なため交通アクセスも容易なヒースロー(Heathrow)空港ではなく、Gatwick、Stansted、Lutonといった、ちょっとどこにあるのかすら分からないような空港出発だったので、これらの空港までのルートを探すのすら面倒になっていたので結局諦めました。
もうちょっと旅慣れていたり、ロンドン滞在が長ければ、利用していたかもしれません。

 最終的には、10時半頃に乗っても14時過ぎにはブリュッセルまで行くことができ、ここで1回乗換えをすれば十分という列車「ユーロスター」利用になりました。YouthTicketで片道50£ということがわかっていたので、そこから先(ブリュッセル−アムステルダム間)の分を現地で購入するとしても、「あんまり高くないな」と思っていたことも確かです。

  eurostar 【英仏】
  ベルギー国鉄(Belgian Railways) 【英仏蘭独】
  オランダ国鉄 【蘭英】
  easy jet 《英》
  Ryanair 【英蘭ほか各種ヨーロッパ言語】
  Martinair 《英》

Singapore - JohorBahru 10/2(水)

 一応、「となり街」ですが、国境を越えるので「都市間移動」にしました。ちょっと大袈裟ですが・・・。
 国境を越えてJohorBahruの郊外、Larkin Terminal(98年フランスワールドカップ出場を決めた、Larkinスタジアムの近くの「Larkin」です!)まで直行するバスは2系等あり、1つが「星柔快車」と呼ばれるデラックス直行バス。もう1つが、路線No.「170」の普通のバスとなります。運賃が倍半分違うことや、路線バスがシンガポール内で頻繁にバス停に寄る(ので時間が非常にかかる)ことはさることながら、大きな違いは「エアコンがない!」ことに尽きるとおもいます。窓を全開するので、熱帯の涼しい空気に触れることができる、というメリットもあるのですが、そもそも「non-AirCon」のバスが少なくなったシンガポールで、こんなバスに乗れること自体貴重な体験となります。

 その後、どうなったかは分かりませんが・・・。
星柔快車のチケット 星柔快車のチケット
星柔快車のチケット(ほぼ原寸大) その裏面

Shanghai - Beijing 10/7(月)

 れっきとした「国内」移動ですが、この前後の「福岡−上海」「北京−ソウル」に比べて、少々距離が長いところがミソです(微妙な違いは、こちらで確認してください)。前回、香港で購入していた時刻表から、上海−北京間に多くの夜行列車(1日4、5本程度)の存在を確認していたので、どうにかなるだろうと思っていましたし、万が一のため飛行機利用のため「シャトル便」が1日10本以上あることも調べておきました。一応、バス利用ということも考えられるのですが、高速道路をすっ飛ばして330kmほどの距離を4時間もかけて走る国で、1,000km以上の距離を走るとクルマの前に、ワタシが故障するのではないかと心配したため、初めから考慮に入れていませんでした。
 ただ、購入が乗車前日にずれ込んだため(か?)、お目当ての列車のチケットが取れず、結局、めでたく飛行機利用ということになりました・・・。

  中華人民共和国鉄道部 《簡》

Seoul - Busan 10/11(金)

 まずはこちらで、位置関係と中国・日本と比べた距離感覚を確認しておいて下さい。ソウル−釜山(約430km)はこんなに近いんです。こんなところに、昼間は15分間隔で、夜行も22時代から11本ものバスが出ています。イギリスなんか、相手になりません。ちなみに、昼間は18,400Wの「一般バス」と、27,500Wの「優等バス」に分かれ、だいたい5時間半かけて走っています。これが夜行になると30,300Wもするのですが、名前も「夜間優等高速バス」と少々デラックスになります(?)が、4時間半しかかかりません。高速道路が渋滞していないからなのでしょうか?

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最終更新日2007年9月7日